声は届かなくても、想いは届く。絶対に…〈フィッシャーズ〉 (ページ22)

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大切だからページ22

俺は今日のことはもちろん、気になっていることなどを話した

ｼﾙｸ「以前から、クラスの数人の女子たちがよくAとどこかへ行くところをよく見ました。
　アザが手首や足にできているのを見て、まさかとは思いましたが…

　俺がその時にちゃんと聞いていれば、こんな怪我なんてAはしなくて済んだのに…」

俺は、責任を感じて…涙が出てきた

ｼﾙｸ「あっ…すみません。」

母「そうだったのね…実は、私もね聞いたのよ。でも学校に話しちゃうと普通に過ごせないからって…耳が聞こえないっていうだけでまわりと差別されたりされるのが嫌だって…」

ﾏｻｲ「そうなんですか…」

ﾓﾄｷ「そんな風に思ってたんですね…」

母「でもね、毎日学校楽しいって。なんで？って聞いたら。みんなと話せるからって。」

予想もしてなかった言葉に驚いた

母「こんなことを私が言うのもなんだけど…Aのことよろしくね。」

３人「「「はいっ！」」」

『お母さん。もういい？みんなはなんて？』

母「これからも話してくれるって。よかったわね。」

『うん！』

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３人「「「お邪魔しましたー！」」」

『また来てね。今度は遊びに来てね！ｗｗ』

笑顔で俺らを見送るA

楽しいって言ってくれた。俺らと話せるって言ってくれた。

ﾓﾄｷ「どうしたの～。シルク～？そんなニヤニヤしちゃって～ｗｗ」

ﾏｻｲ「嬉しいんだろ～？ｗｗまぁ、俺も嬉しいけどｗｗ」

また明日…Aに会えることに心を弾ませながら家に帰った