風使いは鬼狩り兼暗殺者2nd【鬼滅の刃】【暗殺教室】 (ページ7)

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赤髪ページ7

俺は悔しかった

楽して勝って、それでこそだって

なのに…

あのタコの言う通り、今回俺は何も出来なかった…

業
「…くそっ……」

夜、少し気晴らしに走ろうか

近くの公園まで、夜風を当たりに来た

何かが屋根を走っていく

Aだ

不死川先生もいる

その背後に、その2人を追う一人の少年

俺は後を追った

……

場所はE組の裏山

いつもこんなところで…

俺は見つからないように、息を殺し見守る

『虹風綾華』

なんだ今の…技？

カシャ…

風に混じって聞こえた何かの物音

今のは完全にシャッター音だ

誰かいるんだ

そして、写真を撮っていた

何する気なんだ

草陰の方に何やら赤い髪が見えた

業
「ねぇ、何してるの？」

そう声をかければ、堂々とした立ち姿

業
「これってさ〜、やっちゃいけないことだってわかる？A組さん。いや、浅野」

浅野
「何の用だ。これは単に僕が興味を持ったからだ。お前には関係ない」

業
「関係なくないんだけど。何、殺られに来てるの？」

浅野
「殺られに？単に僕は気に入らないんだ」

業
「それで？」

浅野
「僕の力なら、お前らなどねじ伏せることも可能なんだぞ」

業
「沖縄リゾートいけないから、拗ねちゃったの？」

浅野
「お前は、本当に人を怒らせるのが得意なようだな…まぁいい。いざとなればこの写真をばらまいて追い出すことも可能だ」

業
「わかってないのは、お前の方だよ。浅野」

俺はその場を去った

ジャリ…

ん？

まっずい…

『よっと。危なかったね業くん、あのね〜』

業
「あっはは…ごめんごめん、用事があって外出てたんだ」

不死川
「さっきもう1匹も赤い髪がいたぞ。お前の知り合いか？」

業
「あ〜…そんな感じかな」

浅野のほうは不死川先生が行ったのか

伝えた方がいいよね…

業
「A」

『ん？』

業
「さっき、2人が写真撮られてたんだ」

不死川
「写真？」

『ふーん』

業
「なんでそんなに無関心なの？鬼狩りがバレちゃうんだよ？」

『前も言ったけど、バレたって何も無いよ？むしろ関わると死ぬってだけだし。それでもいいならって』

不死川
「ま、E組の安全は保証すっからァ、安心しろォ」

心配して焦ってた自分が馬鹿みたいだった…

業
「そか。じゃあ」

『家まで送るよ。鬼が出た時のためにね』

業
「女子に送って貰うのか〜」

『今この立場で言えることじゃなくない？笑』

業
「そうだね笑」