風使いは鬼狩り兼暗殺者2nd【鬼滅の刃】【暗殺教室】 (ページ6)

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双子ページ6

ここのところ、少し変なのだ

何が変かと言うと

簡単に言えば、アドレナリンが出まくってると言えばいいかな？

いつも以上に動き回れるし、全然疲れない

それに、月明かりが物凄い心地よいのだ

不死川
「こっちは、片付けたぜェ」

『うん、こっちも終わった。！？なにか来る…！』

私たちが巻き起こす風とはまた違った風且つ、どこか似ている風が吹き荒れる

「やぁやぁ、俺の仲間がお世話になったようで」

『仲間？』

風と共に現れたのは、見たことあるような…無いような…

「俺だよ、俺俺」

『その手口には引っかからないよ』

「別に詐欺じゃねぇし。わからねぇか？麗鬼って」

不死川
「は！？お前は倒したはずだぞォ」

「蘇ったとは一言も言ってない。しっかしまぁ、よくもやってくれたもんだな。俺の弟を」

『は？弟？あんたまさか…』

「俺は麗鬼の双子の兄、雷鬼(らいき)」

あいつに兄弟がいたとは、しかも双子とは

聞いてないな

雷鬼
「言ってねぇからな」

『あ、はい』

雷鬼
「弟の仇討ちも含め、お前らを殺りにきた」

『！？、伍ノ型木枯らし颪』

雷鬼
「血鬼術、雷来翔風(らいらしょうふう)」

『なっ！？』

あいつの巻き起こす風よりも強力

纏う風が邪魔で迂闊に近づけば大怪我だ

風使いとして負けるわけにはいかない…

一発で仕留めてやる

目を閉じて集中力を高める

雷鬼
「とっとと殺ってやるよ！！」

不死川
「危ねェ！」

雷鬼
「何っ！？お前っ…その目……！」

～～～～

様子がおかしかった

いや、ここに来てからだ

なぜあの鬼がここまで動揺するのか

『虹風綾華(こうふうりょうか)』

一瞬で頸を切り落とした

待て…そんな型は風の呼吸には無い

終ノ型は風神のはず…

何ともなかったかのように、ケロッとしてる

『斬った〜。あれ？実弥？どしたの？ぼーっとしてるけども』

不死川
「あ、いや…何でもねぇ。帰るぞ」

『わかった。あ〜、早く玄弥の作ったおはぎが食べたい！家まで競走！』

不死川
「ちょ、おい！」

～～

カシャ…

鬼殺隊…鬼狩り…

はるか昔に存在したのか…

今の奴らもそうなのか…？

面白い…

びゅううう……

にしても凄い風だな…

去っていく一人の少年

パサリ…

足元に一枚の写真が落ちた

本人は気づいてないようだ