風使いは鬼狩り兼暗殺者2nd【鬼滅の刃】【暗殺教室】 (ページ42)

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気にかけるページ42

『手荒でごめんねー。あぁでもしないと絶対に来てくれそうにないからさ。ちょいと手刀でね』

気絶させられたのか

『よっと。ちょっと足の包帯外すよ』

するするとゆっくり外し始めた

その際にも、痛くない？と声をかけてくれる

『わぁお。さすが先生の超即効性塗り薬』

ある程度まで傷が治っていた

まだ力を入れたりすると開くため暫く安静か

凄い薬…

『うん。治ってきてる』

また丁寧に包帯を巻く

浅野
「何者なんだ。君は」

『あ、私？』

浅野
「そこの傷だらけの人も、その医者も」

『教えてもいいけど。浅野くんさ、写真撮ってたっしょ？私と実弥のこと』

浅野
「……」

『別に気にしないよ？けど一つだけ言わせて。夜に一人で一般人が出歩いてるなんて、「殺してください」と言ってるのと同じだからね？これは忠告も入ってるから。ま、鬼から守るのが鬼狩りだから、また危ない目にあったらすぐに駆けつけるよ』

浅野
「鬼？」

『浅野くんを襲ったのは、人喰い鬼。それと私と実弥と産屋敷先生は前世からのつながり。さてと、夜も遅いし、今日はここで寝たら？』

浅野
「は？僕は帰る」

『あ、そう。ちなみに足の怪我まだ完治じゃないからね？明日には治ってると思うけ停どー』

浅野
「……わかった」

……

不死川Aと言うらしい

深夜僕はぼーっと天井を眺めていた

『ゲホッ……ゲホッゲホ……』

そいつが苦しそうに咳き込んでいた

明らかに普通の咳き込みじゃないような…

産屋敷
「A、大丈夫かい？」

『ちょっと……苦しい、です』

産屋敷
「吐血したね…あれから終ノ型は使ったのかい？」

『使ってません…リゾート地で使ってからは…』

ゼェゼェ言っていてとても苦しそうだ

僕は背を向けて寝たフリをする

産屋敷
「一晩だけでも付けるかい？楽になると思うよ」

『お、お願いします…』

……

少しして、寝息が聞こえてきた

振り向けば、酸素マスクを付けたあいつがいた

『起こしちゃった…？』

浅野
「次の日どうするんだ」

『大丈夫…何とかなるよ』

どこかでこいつのことを気にかけてる気がする

僕を助けてくれた時から…

この僕がE組の女に？