風使いは鬼狩り兼暗殺者2nd【鬼滅の刃】【暗殺教室】 (ページ39)

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わかってるページ39

産屋敷
「お大事に。無理はいけないよ？」

『はい！大丈夫です！』

……

病院を出た

イトナ
「おい」

『不死川Aです。おい、じゃないから』

イトナ
「…不死川、助けてくれて……ありがとう」

『ううん。私は当然のことをしたまで』

イトナ
「声を掛けてくれたのも嬉しかった…」

『そう？よかった。よく見ると可愛い顔してるね』

業
「！？」

イトナ
「……明日」

『明日から来るんでしょ？アサシンが1人増えるね。大丈夫なの？殺せんせー』

殺せんせー
「ぬるふふふ。大いに結構です！先生、イトナくんの暗殺をとても楽しみにしてますよ！」

『だってさ笑』

イトナ
「必ず殺ってやるからな」

……

帰路について、殺せんせーとイトナくんと別れた

業
「あのさ、A」

『ん？あ、怪我とかしてない？イトナくんにも聞けばよかった…あぁ…みんなにも……』

業
「……イトナくんの名前…出さないで」

『え？』

プライドが邪魔で本心が言えない

イトナくんに向けられた優しい顔

心配する声とか全部…

他の人に向けられるのが、嫌だ

俺、ガキなのかな？

業
「Aは……優しすぎるんだよ…」

出会った頃とかなり変わったよ、ほんとに

俺の事、声だけで威圧してきたんだから

今ではよく笑うし…

よく優しい言葉が出てくる気がする

けど…

ちょっと嫌だって思うんだな〜

一応俺、Aの彼氏だよ？

そこんところ、ちゃんとわかってるんだろうね？

『わかってるって』

業
「なっ！？」

『私がわかってないとでも思ったの？業の周りに纏ってる風がね、赤い風と青っぽい風がぐちゃぐちゃに混ざっててさ。あー、なんかあれなんだろうな〜って。そんなに思い詰めなくて大丈夫』

業
「そ、そっか……」

恐るべし風使い…

送ってから玄関のドアが閉まるまで、その場から動かなかった

さて…

イトナくん？

業
「Aには俺がいるんだからね？」