風使いは鬼狩り兼暗殺者2nd【鬼滅の刃】【暗殺教室】 (ページ19)

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終ノ型ページ19

『てか、渚くん。凄かったよ！あんなのを隠し持ってたなんて！』

渚
「え、そ、そうかな…あの時はもう前しか見えてなかったから…」

『そうなる時あるよ私も。傷大丈夫？』

渚
「うん」

喉の奥から何かがせり上がってくる

タオルを口に当てて咳き込むと

その部分だけ真っ赤に染まる

血か…量が多いな

みんなを守るために必死だったし、終ノ型使っちゃったし…

渚
「あのさ…血鬼術って言ってたけど……あの鬼と同じこと言ってたよね…」

『うん。話すと長くなるから簡単に言うと、前世で鬼になっちゃってね私…その時の力が今世でも響いていて血鬼術が使えるの。でもその辺の野良の鬼とは違って人を食べたりしないから大丈夫だよ』

渚
「そっか」

業
「はい。持ってきたよ」

カナヲ
「オレンジジュース無かったから、リンゴジュースにしたけども…」

『ありがと！いただきま〜す！』

視線を感じ、手を止めて前を見る

カナヲ
「A、終ノ型……もう使わないで」

『……』

業
「どうして？あんなに強い技を使うなってこと？」

カナヲ
「終ノ型は使う度に身体に代償がかかるの。現に今、咳き込んだ時に吐血したのもそのせい…」

渚
「代償…」

いつの間にか私たちの周りにクラスメイト達が集まってきていた

カナヲ
「私にも終ノ型はある。でもそれは…視力を失うかもしれない……でも、もし使わなければならない時が来たのなら終ノ型を使う」

『カナヲ…』

カナヲ
「Aのは身体全体にかかるから…それ以上使ったら…」

『大丈夫。余っ程のときじゃないと使わないって』

その様子を見てたみんな

中村
「糸成くんに目をつけられんのもわかる」

カエデ
「あ、そうだ！。今度みんなでさ、Aの家に泊まりに行こうよ！夏休みなんだし、お泊まり会！」

不破
「いいね！」

『え、まさかのさ…全員？』

神崎
「楽しそう。私も行きたいな」

磯貝
「よし、いつにするか話し合って決めようか」

あの〜、勝手に話が進んでる…

てか実弥に聞かなきゃ

倉橋
「不死川先生に許可とったよ！全員OKだって！」

は、はやっ！

奥田
「明後日はどうでしょう？」

片岡
「じゃあ、その日にしよう！」

原
「2泊する？」

え、に、2泊！？

実弥に速攻で連絡した

Aちょっと!2泊で話が進んでるんだけど!

実弥泊まりたきゃ好きなだけ泊まれって言ったからなァ

なんだと…