風使いは鬼狩り兼暗殺者2nd【鬼滅の刃】【暗殺教室】 (ページ18)

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風の鬼狩りページ18

『後悔しても遅いぞ』

「それは俺のセリフだな」

『さぁどうだか……』

向かってくる鬼の攻撃を日輪刀で受け止める

『甘いっ！』

「なっ！？」

隙が見える

動きが遅く感じる

『これで終わりにしてやる……血鬼術…虹風綾華！』

風から作りだすいくつもの刃

上半身だけになった鬼

『なんか言うことは』

「俺がお前にやられるだと…絶対無いはずだったのに…」

『はい。さようなら』

日輪刀で首の部分を斬った

ボロボロ…と灰になって消えていく

途端に全身の力が抜けて、膝を着いた

渚
「Aさん！」

誰かが呼んでる…

ごめん…聞こえない…

………

ゆっくり目を開けると、部屋らしきところにいた

確か…鬼を倒して……

カナヲ
「気がついた？」

『ここは…』

業
「ホテルの中だよ」

『そっか…いっ！？ててて…業、平気？』

業
「まぁね。大丈夫」

渚
「怪我が酷かったから殺せんせーに手伝ってもらって応急処置をしたんだ」

綺麗に消毒され包帯が巻かれていた

磯貝
「お、不死川。起きたか」

前原
「ここに来た時ほんとびっくりしたんだからな？」

『ごめんごめん。もう平気だよ』

カエデ
「あのさ…私たち少し先生から聞いたの…Aのこと。鬼…狩りとか…全く知らなくて…」

『うん。巻き込んじゃってごめんね。みんなに話すよ。私が椚ヶ丘中学校のE組に来たのはもちろん、殺せんせーを殺すため』

カエデ
「転校生暗殺者だっけ…」

『うん。実は私がここに来る前からも鬼は裏山にいて、毎夜毎夜そこに行っては殺ってた。けど鬼の活動範囲が広がってきて街中の方にまで出るようになってきた。だから、初めの方…渚くん、業くん、杉野くんが襲われそうになったのはそのせい』

速水
「その…鬼って」

『人喰い鬼。あいつらは私や実弥しか倒せない。殺せんせーでも無理』

矢田
「隣り合わせって……その実弥って？」

『不死川先生。先生も鬼狩りだから』

カナヲ
「私も鬼狩り」

『E組に3人いる。実弥は前世元柱で物凄く強い。私とカナヲはその柱を継ぐ継子だった。安心して、みんなの安全は私らが守るから。死と隣り合わせの世界に巻き込んでごめんね』

みんなの表情が少し暗かった

『大丈夫！あ、少しお腹すいちゃった。夕飯ってまだある？』

業
「持ってくるよ、何がいい？」

『なんでもいいかな』

カナヲ
「私も行ってくる。オレンジジュースでいいかな？」

『うん。ありがとう！』