遊郭の女性と風柱【鬼滅の刃】【不死川実弥】

お互い ページ10

パタパタテキパキと洗濯物を干し終えて、サッサッと箒で部屋をはく



不死川
「舞雅。こっち来い」

『はい』



縁側に手招きし、隣に座るよう言った



『陽射しが気持ちいいですね』

不死川
「舞雅。俺ァ思ったんだ。お前のこと全く知らねぇなって…」

『そう言えば、私も不死川様のこと知らないですね。お話しますか？』

不死川
「そうだなァ」



……



甘味処で買ってきたおはぎを食べながら



不死川
「鬼殺隊の柱は9人。その中で俺は風の呼吸を使う」

『風なんですね！生憎父はなんの呼吸を使っていたかわからないんです…すみません』

不死川
「炎、音、恋、水、霞、蟲、岩、蛇、そして風だァ」

『かっこいいですね』

不死川
「ところでェ…舞雅って、本名かァ？」

『本名です。私の名前は舞雅Aと言います。遊郭では舞を取って、舞が上手いとお客様から評判でしたので"舞姫"と呼ばれてました』

不死川
「舞姫かァ。Aって言うのかァ。その評判の舞ってのがあの時見せてもらったものか？」

『ほかにもありますが…』

不死川
「が？」

『……足がこんな状態で…今は舞えるかわからないんです……申し訳ありません…』

不死川
「そぉかァ…。ほら、おはぎ食えよォ」

『不死川様はおはぎがお好きなんですね』

不死川
「……ま、まァ…」

『では、これは不死川様がお食べ下さいな。私のは大丈夫ですよ』

不死川
「…ん」

『え？』

不死川
「いいから…食え」

『では、お言葉に甘えますね。ん！甘くて美味しいです』

不死川
「……」

『甘っw……？…不死川様？』

不死川
「っ！わ、悪ィ……」



ついつい…

はむはむと食べてる姿が可愛くて…

じーっと見ちまった…



……



『終わった〜！』

不死川
「終わったのかァ？」

『はい！』

不死川
「めちゃめちゃ綺麗になったなァ。ありがとう」

『いえ！良かったです』



やべェ…

か、可愛すぎる…



不死川
「任務行ってくる」

『いってらっしゃいませ』

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