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高額なもの ページ8

初めてでした

父以外の鬼殺隊の方と会うとは

ふんわりとした銀髪に大きな目

長い睫毛に……ちょっとはだけすぎな服

身体や顔に傷がある人

何ともいえない人だった

見た目はとても怖そうな方だとよく言われそうな…

けども、違った

私を見るや、顔を真っ赤に染めて、喋る声がとても小さかった

あ、可愛い人



……



怖かった

建物がいとも簡単に崩れ、私は身体に痛みが走り下敷きとなってしまった

真っ先に思い浮かんだ人は…あの人だった

私に乗っかっていた瓦礫を退け、優しく姫抱きしてくれた

その時に見た、私を助けようと必死な横顔

こんな私を助けてくださるなんて…

だから、お力になれないかと聞いた

不死川様が鬼殺隊員なら、私も鬼殺隊に入れば力になれるかもしれないと考え、言ったが…

だめだ…と

それでも、私を不死川様のお屋敷で働かせて頂けるなんて…

本当に嬉しい限りだった

何か恩返しがしたい

けど、私に出来る恩返しって何?と考えた時…

真っ先に思いつくのは、舞だった

けど…足がこんな状態じゃ……

舞うことも愚か、走るのでさえ……

治ってきたが膝の複雑骨折が変に治って……



『……』



泣きたかった

けど、私が泣いても何も変わらない

泣いたところで意味がない

なら、歩く練習でもしよう

膝はずっと、安定させるように固定されてて歩きずらい

かなりぶりに床に足を着いた



『立てるかな…』



力を入れて、そーっと立ち上がる

傍にあった松葉杖を手に取り、室内を歩く



『歩ける…』



ちゃんと治っていた

と、バタバタと足音が聞こえて隣の部屋の戸の開く音が聞こえた



「胡蝶ォ。舞雅の様子は?」

「先程任務から帰ってきたばかりなので…」



バタバタ、スパン!



不死川様が目を見開いて、微笑まれた



不死川
「もう、大丈夫なのかァ?」

『はい』

不死川
「痛くねぇかァ?」

『大丈夫です』

胡蝶
「あら。お怪我が良くなられて何よりです」

『ありがとうございました』

不死川
「行くぞ」



……



不死川
「好きなの選べェ」

『え、この中からですか?私はもっと普通ので大丈夫です』

不死川
「いいから、選べェ」



……



お屋敷に来る前に町に行って着物を買っていただきました…

こ、こんな高額なもの…



不死川
「舞雅。今日からよろしくなァ」

『はい。よろしくお願い致します。不死川様』

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ミライ(プロフ) - ショゴマルさん» こちらこそ!ありがとうございました! (2020年3月23日 18時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
ショゴマル(プロフ) - また素敵なお話ありがとうございました! (2020年3月23日 17時) (レス) id: 173ce9f96c (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - あすみさん» 了解です!ありがとうございます!実弥様と夢主での鑑賞会的な感じでよろしいでしょうか?現パロ的な感じでしょうか?何かありますかね? (2020年3月22日 22時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - 私ももう1つリクエストお願いします(>_<)アラジンを一緒に観賞したいです♪コロナウイルスの影響でバイトがなくてアラジンをレンタルして見てたら憧れましたが、大正時代だと映画はなさそうですね…小説を一緒に読む感じでお願いします(^^) (2020年3月22日 22時) (レス) id: 75f0f5ff0e (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - あすみさん» コメントありがとうございます!そうですねww (2020年3月22日 19時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミライ | 作成日時:2020年3月7日 1時

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