遊郭の女性と風柱【鬼滅の刃】【不死川実弥】

来客 ページ17

屋敷に入れるわけにはいかねェ

戸を開けると、

おはぎを持った冨岡
掘り起こしたさつまいもを持った煉獄
何も持ってない宇髄



不死川
「んだよォ」

宇髄
「悪ぃな。前の会議直後のときで彼女って俺が言っちまったもんだから、会いてぇってなってなw」

不死川
「テメェ、しばかれてぇのかァ…」

宇髄
「てことで、上がるぞ〜」

煉獄
「失礼するぞ！」

冨岡
「邪魔する」

不死川
「は！？ちょ！おい！」



勝手に屋敷に上がりやがった

Aは寝てるのに…

って、ぼーっとしてる場合じゃねぇ！



不死川
「おい！宇髄！」

『まぁ、そうなんですね。ふふっ。あ、不死川様』

宇髄
「やっぱ美人だなぁ〜。不死川が惚れただけあるわ」

『もう、宇髄様ったらwお上手で。冨岡様、そのおはぎは？』

冨岡
「不死川にだ。おはぎが好きみたいだから」

不死川
「A。受け取らなくていいぞォ」



手に渡る前に取り上げた

Aの隣にどかっと座る



煉獄
「不死川が惚れた美女というのは君なのだな！」

『こんな私を助けて下さり、ましてや雇って働かせて下さるだけでも誠に嬉しいことでございますよ』

煉獄
「だぞうだ！不死川！」

不死川
「煉獄…そのバカでかい声やめろォ」



待て待て、A

煉獄の言葉になんで反応しない？

惚れたとか、すらっと言ってやがるんだぞ？

俺は焦った

変に思われたらと…

でも、Aに惚れてるのは事実だから…

否定のしようが無い



……



3人が帰ってった

俺は追い出したいの一心だったがなァ



『不死川様』

不死川
「ん？」

『あ、いえ…』

不死川
「なんだァ？言ってみィ」

『私が治ったら…町へ行きたい…のです…』

不死川
「町にかァ？」

『でもいいのです。1番は不死川様にお仕えすること。私の私情はいいですので』

不死川
「寝ろォ。早く治して、町行くぞォ」

『え？』

不死川
「ほら、とっとと寝ろって」



無理やりにでも寝せて、部屋を出た



不死川
「町、行くに決まってんだろォ」



どんな着物で行こうか

そのことばかり考える俺だった



不死川
「手…繋てぇなァ…」

翡翠と藤→←夢

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す