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その82→光景 ページ35

全部思い出した

絵本のように頭の中に入ってくる



不死川
「A!」

『…さ、ねみ…』

不死川
「無事か!?大丈夫か?何もされてないか?怪我とか無ェか?」

『…うん』

不死川
「縄が擦れて傷ができちまったな…胡蝶も大丈夫か?怪我無ェか?」

しのぶ
「私は大丈夫です。縄、ありがとうございます」

不死川
「テメェ…どういうつもりだァ」

「俺を覚えてねぇか?」

『……』



顔を伏せるA

うっすらと涙が流れた跡が頬にあった



不死川
「俺の妹に手出したとはいい度胸じゃねぇかァ」

「うるせぇぇぇぇ!!!俺は!お前に仕返すためにここにいんだよぉ!!」

不死川
「何わけわかんねぇこと言ってんだァ」

「生まれ変わった今でもはっきりと鮮明に覚えてるさ。泣き叫んでる姉を見て見ぬふりをして俺の首を斬ったろ?忘れたとは言わせねぇ!」



こう言われた実弥は目を見開いた

覚えているも何も

かつて自分の屋敷にいた隠の弟だったのだから

どことなく似ている

だが今は赤の他人だ



「殺してやる!!」

不死川
「!?」



そいつがナイフを出し、実弥に向かって突っ走ってきた

私達が誘拐されたのは実弥を誘き出すためだけ



『危ない!』

不死川
「馬鹿!何してやがる!逃げろ!」



刃物を奪い取ろうと揉み合いになる



「離せ!…くそっ……離せよ!!」

『気持ちはわかるけども…こんなことしちゃだめ!』

「うるせぇ!」

『実弥早く逃げて!早……』

不死川
「おい!A!!」



腹部に痛みが走るのと真っ赤になる手

力が入らなくて膝を着く



しのぶ
「不死川先生!警察を呼びま…Aさん…?」

玄弥
「う、そ……だろ…おい!!A!」



頭がぼんやりするし、みんなの声もぼんやりする

意識が飛ぶ寸前に視界に入ったのは

実弥が男を羽交い締めにしてる光景

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ミライ(プロフ) - 氷華さん» ありがとうございます。少ししたらボチボチ書きたいなと思います。 (2021年10月31日 17時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
氷華(プロフ) - 続き読みたいです!待ってるので頑張ってください!! (2021年10月31日 15時) (レス) @page33 id: 5b8c188196 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - Nusi0812さん» ありがとうございます (2020年5月11日 21時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
Nusi0812(プロフ) - そうなんですね、頑張って下さい (2020年5月11日 21時) (レス) id: 6c125064a4 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - Nusi0812さん» それも考えたんですが、大学のオンライン授業がかなり立て込んでいて…しばらくしたら必ず更新して完結まで持っていきます。すみません (2020年5月11日 19時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミライ | 作成日時:2020年2月29日 19時

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