マメ ページ10
『あ、あの…不死川さん』
不死川
「ん？」
『聞いたんですけど…最終選別？ってあるんですよね…？』
不死川
「あァ。そこで7日間生き残れば合格」
『……』
不死川
「どうしたァ？怖いとかあるのか？そりゃあ、誰でも思う。死ぬかもしれねェ。けど…」
『けど…？』
不死川
「俺は…守りてェもんがあったからなァ。絶対に生き残ってやらァ！って気持ちでな。それは今でも変わんねぇよォ」
『守りたいもの…』
不死川
「ほらァ、素振りの手止まってんぞォ」
『は、はい！』
守りたいものが沢山あればあるほど…
強くなれるのかな…
私の中で守りたいって思うものが出来た
こんな見ず知らずの私を助けてくださった柱の皆さんやお館様
そして…無一郎
今はまだ力を持ってないけども…
最終選別を突破して、もっともっも強くなる…
いつか…
……
不死川さんが体力作りや素振りなど
徹底的に教えてもらった
『痛っ…』
不死川
「よく、1日でマメが潰れたなァ。痛いだろォ、薬塗っとくからなァ」
『ありがとうございます…』
無一郎
「姉さーん！」
無一郎が帰って来た
私に飛びつく無一郎
よしよーしと、頭を撫でると
へにゃっと笑った
『おかえり。無一郎』
無一郎
「うん！ただいま！不死川さん、ありがとうございました」
不死川
「おゥ。じゃあなァ」
不死川さんを見送ったあと
無一郎に手を引っ張られて屋敷へ
あ、胡蝶さんのお屋敷を離れて
今はずっと無一郎のお屋敷にいます
鍛錬も庭でやってました
無一郎
「凄いよ、姉さん。この手…よく頑張ったね」
『ありがとう。こんなに痛いんだね……それを無一郎はずっとやってるんだろうなって思ってると頭が上がらないな』
〜〜〜〜
ほんとにさっきすれ違った時、不死川さんに言われた
不死川
「時透ォ。お前の姉は…鬼に対する気持ちっつうもんが、俺や他よりも強い」
無一郎
「そ、それは？」
不死川
「もしかするとォ……記憶が戻った時…どうなるかわからねぇぞォ…」
無一郎
「えっ…、ど、どういう…」
不死川さんの逞しい手が僕の肩に乗っかる
不死川
「鬼に対する嫌悪や憎しみが強すぎると…戦いで我を失いやすくなる……それを止められんのはお前だけだァ」
僕だけ…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 106人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミライ(プロフ) - ゆずポンさん» ちょっと違った無一郎くんを書きたかったんです！wありがとうございます！ (2020年3月30日 19時) (
レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
ゆずポン - 涙が止まらない！ (2020年3月30日 19時) (レス) id: 8320c6e5dc (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - 本の虫さん» ありがとうございます！めちゃめちゃ嬉しいです！ (2020年3月17日 0時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
本の虫(プロフ) - 完結おめでとうございます！お疲れさまでした。すごく泣きました。これからも応援しています！ (2020年3月16日 22時) (レス) id: 0e28084fa3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミライ | 作成日時：2020年2月15日 23時
