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隠し事無し ページ25

『え…?』

無一郎
「姉さんとは…血が繋がっていないんだ…」

『私は…無一郎の姉さんじゃないの…?』

無一郎
「母さんかわからないけど…痣だらけで大怪我をしていた姉さんを助けて、その時に僕の家族になったの……ずっと言わなきゃって…」

『……』

無一郎
「ごめんなさい…!僕も鬼殺隊に入る前のことは思い出せていない…けど、姉さんのことは忘れていない!隠しておくなんて…無理だった……本当のことを言ってこそ、姉弟って!」

『姉さん…って呼ばなくていいよ……』

無一郎
「っ……ね、姉さん!」



屋敷を飛び出して、今になる

それでなんだ、目の前に鬼



「どうしたの?もう、攻撃してこないの?」

『……』

「ん?」

『…思い出した…全部……』



無一郎と出会う前のこと…

欠けることなく…

全て思い出した…



『家族…?お父さん?お母さん……ふふっ…笑わせてくれるよ…そんなもの必要無いのにさ……!』

「ん?」

『散々私の事ボコボコしておいて…逃げようとした時、何が助けてだ?バカバカしすぎて笑えてくるよ…!』

「……」

『あっははは…!もう、どうでもいいや…』

「鬼になってくれるの?」

『あ?誰が鬼になるっつったよ…くたばれ……桜の呼吸、壱ノ型……桜吹雪の舞!』

「おわっはは!さっきよりも、威力が上がってるね!」

『陸ノ型…氷桜の夜想曲』

「夜にぴったりだ〜。でも、僕は倒せないよ?」



……



これまでに戦ってきた鬼の中で最も強いか…

そりゃそうだ…上弦の弐だから…

身体中から血がどくどくと流れている

止血しないと…

フラフラしてくる…



「次は僕の番だね。血気「姉さん!」あれれ?」



私の前に立つ男の子

無一郎だった



「君はなんだい?僕の邪魔をするのかな?」

無一郎
「許さない…姉さんに手を出したこと…全部!」

「うーん、君も面白そうだけど、朝が来ちゃうから今日はここまで。ばいばーい」



ふらりと足元が縺れる



無一郎
「姉さん!止血剤だよ!飲んで!」



何でそこまでするの?

私は…無一郎の姉さんじゃないのに…



無一郎
「姉さんは姉さんだから!僕のせいで辛い思いをして…本当にごめんなさい!」

『姉弟…隠し事無し……だもん…ね……』

無一郎
「姉さん?姉さん!起きて!!」



私は蝶屋敷に運ばれた

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ミライ(プロフ) - ゆずポンさん» ちょっと違った無一郎くんを書きたかったんです!wありがとうございます! (2020年3月30日 19時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
ゆずポン - 涙が止まらない! (2020年3月30日 19時) (レス) id: 8320c6e5dc (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - 本の虫さん» ありがとうございます!めちゃめちゃ嬉しいです! (2020年3月17日 0時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
本の虫(プロフ) - 完結おめでとうございます!お疲れさまでした。すごく泣きました。これからも応援しています! (2020年3月16日 22時) (レス) id: 0e28084fa3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミライ | 作成日時:2020年2月15日 23時

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