鍛錬不足 ページ20
ドタドタ！バタン！
無一郎
「姉さん！！」
『無一郎……いっ、ててて…』
無一郎
「大丈夫！？腕とか足とか…特に背中に怪我したって聞いたけど！」
『うん、大丈夫』
胡蝶
「時透さん。まだ傷が治ってないんです。あまり刺激しないでくださいね」
さっきの戦いを振り返る…
振り返る？
あれ…？
無一郎
「姉さん？」
『さっきの戦いが…思い出せない……』
無一郎
「えっ？」
胡蝶
「不死川さんが、まるで我を失ったように戦っていたと言っていましたよ」
切れ切れにしか思い出せない…
不死川さんに抱えられて帰ってきたところは
はっきりと覚えてるのに…
やっぱり鍛錬不足…
もっとやらなきゃ
『いっ！？』
無一郎
「姉さん！？何してるの！動いちゃダメ！」
『もっと強くならなきゃ…鬼を倒せない…無一郎を守れない…』
無一郎
「だけど、今は寝てないと！」
『鍛錬しなきゃ……っ！？』
パチン！
えっ？何が起きたの？
目の前には
両目に涙をいっぱい溜めた無一郎
あぁ…叩かれたんだ
ぎゅぅぅ…っと力強く抱きしめてくる
無一郎
「姉さん。僕、いつも姉さんに守ってもらってたんだよ？今度は僕が姉さんを守る番。目の前で、失いたくない……だから、ちゃんと身体を大切にして？しっかり休んで？治ったらいつでも僕が鍛錬相手になるから」
『…わかった。ごめんね、無一郎』
ポロポロと涙を流す無一郎
その涙を優しく拭うと
笑ってくれた
"お母さん？私、ここで暮らすの？"
"私の弟？私がお姉さん？わぁーい！やったぁ！有一郎！無一郎！遊ぼ！"
えっ？
今のは…何？
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ミライ(プロフ) - ゆずポンさん» ちょっと違った無一郎くんを書きたかったんです！wありがとうございます！ (2020年3月30日 19時) (
レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
ゆずポン - 涙が止まらない！ (2020年3月30日 19時) (レス) id: 8320c6e5dc (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - 本の虫さん» ありがとうございます！めちゃめちゃ嬉しいです！ (2020年3月17日 0時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
本の虫(プロフ) - 完結おめでとうございます！お疲れさまでした。すごく泣きました。これからも応援しています！ (2020年3月16日 22時) (レス) id: 0e28084fa3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミライ | 作成日時：2020年2月15日 23時
