僕の姉さんは…【時透無一郎】

日輪刀 ページ15

私の日輪刀が届いた

お館様から貰い受け、抜刀して色を見る

じわーっと…色が変わる



胡蝶
「綺麗ですね」

蜜璃
「綺麗だわ！」



紫と桃色を混ぜたような透き通る色

とても綺麗…



産屋敷
「桜の呼吸。とても似合ってるね」

『勿体ないお言葉。ありがとうございます』

産屋敷
「A、入隊してすぐだが任務だ。咲良、案内してね」



……



無一郎のお屋敷に行き、準備を済ませる



無一郎
「姉さん、かっこいいよ」

『お世辞でも嬉しいよw』

無一郎
「違うよ！ほんとにかっこいい。なんかね、桜みたいw」

『桜みたい？w』

無一郎
「華やかで…強くて…ひらひらしてて…」

『ふふっ、そうね。よし、行ってくるね』

無一郎
「うん！頑張って！待ってるから！」



〜〜〜〜



姉さんが任務に行ったのを見送ったあと

僕はお館様のお屋敷に来た

柱の皆さんもいる



産屋敷
「無一郎。お姉さんが稀血というのは本当かな？」

無一郎
「はい。選別でのことですが、鬼が姉を見るなり稀血だと言っていたと…」

産屋敷
「実弥も稀血の中の稀血だが、どう思うかな？」

不死川
「どう……難しいですが、稀血だと鬼が寄ってくることが多くなり…狩るのも大変かと……」

胡蝶
「また、Aさんは体質なのかわかりませんが、傷を負うと血が止まりにくく…少し治療が大変でした」

産屋敷
「そうなんだね。出来るだけ怪我をしないように言うしかないね」



……



不死川
「まさか、俺よりも稀血な奴がいるとはなァ」

無一郎
「僕も初めて聞いたんです…姉さんも知らなかったみたいで……」

不死川
「俺だってそうだったからなァ。今は任務に行ってるだろうから、待っててやれェ」

無一郎
「はい！」

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