検索窓
今日:8 hit、昨日:1 hit、合計:53,559 hit

桜の呼吸(訂) ページ12

綺麗な藤の花…

こんなに咲いてるのね



「「では、行ってらっしゃいませ」」



……



私は本当に突破出来るのか…

だって…いくら、真剣で練習したとはいえ……

斬ったことない…



『!』

「うへへ、女か。久々の血肉だー!」

『……』



カチン…

女だからって舐めてもらっちゃ困る

ヒュュゥ……



『桜の呼吸、壱ノ型!……桜吹雪の舞!』



前からと後ろから出てくる鬼を次々に切り裂く

ボロボロと灰になって消えていく鬼たち

こ、この刀で…き、斬った

無一郎から渡された刀だとこんなに威力が…

凄い…



『いっ!?』



は、速いっ…!

足を動かすと痛みが…

切られたのか…

ジクジクと痛みが走り血が出る



「稀血だぁー!!喰わせろぉー!!」

『……るさい…』

「あぁ?」

『うるさいっ!!』



今の私を突き動かすのは

鬼に対する憎悪のみ…!



『壱ノ型!桜吹雪の舞!!』



……



無我夢中で走ったから身体中の至る所から

いつの間にか血が出ていた

とても痛い



「おめでとうございます」

「ご無事で何よりです」



上半身の薄ピンク色の袴からところどころ血が滲んでいる

無一郎から貰ったものなのに…

ごめんね…

せっかくの袴が…

玉鋼を選び、隊服を支給された



帰り道だ

生き残っていたのは私しかいなかった

他のみんなは死んでしまった…



『もっと強ければ……鬼なんか…』



でも…



『稀血って…何?』



来た道を戻っていると

数人の人影がこちらに向かって歩いてきてる



『誰だろう…』



その中の1人

背の低い人が走ってきて

私に飛びついた

その人は……無一郎だった



無一郎
「姉さん!うぅっ…おかえり!!」

『無一郎…ありがとう。ただいま』

胡蝶
「無事でよかったです。心配で来てしまいました」

不死川
「こいつがよォ、迎えに行くって言って聞かねぇからなァ」



本当にこの人たちは暖かい



無一郎
「帰ろ!姉さん」

『そうね』

稀血→←最終選別



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (57 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
106人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ミライ(プロフ) - ゆずポンさん» ちょっと違った無一郎くんを書きたかったんです!wありがとうございます! (2020年3月30日 19時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
ゆずポン - 涙が止まらない! (2020年3月30日 19時) (レス) id: 8320c6e5dc (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - 本の虫さん» ありがとうございます!めちゃめちゃ嬉しいです! (2020年3月17日 0時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
本の虫(プロフ) - 完結おめでとうございます!お疲れさまでした。すごく泣きました。これからも応援しています! (2020年3月16日 22時) (レス) id: 0e28084fa3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ミライ | 作成日時:2020年2月15日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。