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信じられない音 ページ13

シルク
「帰れそう?」

マサイ
「大丈夫そうだね。ありがと、A」

『うん。じゃあね』



竹箒を持ち、靴を履き外に出るA



シルク
「何してんの?」

『見れば分かるでしょ』

マサイ
「おーい、ちりとりってこれ?」

シルク
「お前、そんなに動かない方がいいだろ?」

マサイ
「なんかな、さっきと比べると全然大丈夫なんだよ!わかんねぇけどw足は痛てぇけど、身体は大丈夫みたい!」

シルク
「??」



サッサッと、落ち葉を箒で集める

この家の裏は山になってんだな〜

お?何だこの道

細いような…獣道?



『そっち行かないで!』

シルク
「!ご、ごめん…」

『よいしょ…ありがと』

マサイ
「袋使う?」

『ううん。いらない』



こんもりとちりとりの中にある落ち葉を木の根元へ

ポンポンと木に手を触れる



『また、美味しい実をつけてくれよ』



まるで、木に話しかけてるみたい

それに答えるように、木の葉を揺らす木々

優しく微笑むA

あんなふうに優しく笑うの…初めて見た



マサイ
「何話してるの?」

『何でもないよ。2人には聞こえないから』

マサイ
「そっか〜w」

『早く帰りな?真っ暗だよ?』

シルク
「明日土曜だから全然大丈夫!」

『理由になってない』

マサイ
「シルク。あまり長居するのも申し訳ないよ。帰ろ?」

『じゃあ、気をつけてね』



見送ってくれたA

少し歩いて振り返ると、家の裏へ歩いてった



シルク
「Aってさ、何か隠してるのかな?」

マサイ
「そうか?俺は全然そう感じないけど」

シルク
「冷たいっていうか…」

マサイ
「冷たいのは一理あるな。でも、嫌なことをしつこく聞かれたりしたらそういう対応になるのも分からなくはないからな〜」

シルク
「そうだな。うし、帰ろっか」



帰る時、風は全く吹いてないのに…

木の葉が揺れる音が、いろんな所から聞こえた

そして…信じられない音が



ダァーン!!



シルク、マサイ
「「!?」」

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ミライ(プロフ) - れいかさん» せっかくなので、書こうかなとw (2019年11月3日 23時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
れいか - 続きがあるとはおもいませんでした。 (2019年11月3日 23時) (レス) id: 4f7e4ec401 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - ×夜霊×さん» ありがとうございます! (2019年11月3日 10時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - みっこさん» ありがとうございます! (2019年11月3日 10時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
×夜霊×(プロフ) - 続きですか!?嬉しいです!頑張ってください!!!! (2019年11月3日 8時) (レス) id: 9eea361bc8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミライ | 作成日時:2019年9月28日 22時

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