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うちが元ヤンって言われた訳 ページ9

『シルクは何となくわかると思うよ?』



私がこう言うと

少しばかり表情が固まった



シルク
「俺?」

『うん。あれは………』



〜·〜·〜·〜·



「おい、なんだチビ?」

「あ?なんだその目は?」

シルク
「あ、あの……」



その時のシルクは高校1年だった

本人は無自覚なんだけど

目付きが鋭くて……

帰り道とか絡まれることが多かった



うちは、その事をシルクから聞いて

できるだけ明るいところを歩いて帰ってくるようにって言った



今日は曇りって天気予報で言ってたし

なのにシルクは傘を忘れてったから

傘を持って校門まで迎えに行った

いつも出てくる時間になっても出てこないから

帰ったのかと思って引き返した




「謝れや!てめぇからぶつかってきたんだろうが!」

シルク
「す、すみません……」

「あ?聞こえねぇな!」



歩いてると…スマホがなった



『はい、もしもーし』

シルク
「姉貴!」

『シルク?もう家着いた?』



電話の向こうからは

怒鳴り声とシルクの息切れ



『ちょ!今どこにいんの!?』

シルク
「助けて!追いかけられてる!」

『すぐ行く!近くに隠れられそうな場所ある?それと、その付近はうちの知ってる場所?』

シルク
「多分知ってる!あった!はぁ…はぁ……ひ、ひとまず隠れたよ……」

『なにが見える?』



シルクに目印のものを聞いた



シルク
「姉貴……」

『ん?』

シルク
「怖いよ……俺…」

『大丈夫!見つかりそうになったらすぐ逃げろ!あと、電話は切るな!ポケットにでも入れとけ!』

シルク
「わかった!」



走ってシルクを探した

ここだ……目印のものを見つけた



裏路地か……

ヤンキーが好みそうだな……

指をパチンと鳴らした



『シルク、今の音が聞こえか?』



パチン、パチン……

どうだ……



シルク
「聞こえたよ……!姉貴!」

『シルク!』



物陰に隠れてたシルクを見つけた

喜んでるのもつかの間……



「みーつけた」

「女まで増えてやがる」

シルク
「姉貴だけは絶対に手を出すな!」

「お前の姉か?」

「弱そうだな〜。俺がまとめて一捻りだ」



一人の男が近寄ってくる




『シルク、下がってろ』

シルク
「で、でも!」

『可愛い弟に手を出したこと……絶対許さねぇから……』

弟を逃がすためにね→←姉貴は元ヤン?



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Ay1(プロフ) - めっちゃ気になる所おおおお (2019年8月29日 23時) (レス) id: 9eea361bc8 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - アイスさん» おぉ!見ますね!ありがとうございます! (2019年8月29日 16時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
アイス(プロフ) - ミライさん!私小説作りましたよ!君と私のストーリーってやつです!是非見てください! (2019年8月29日 16時) (携帯から) (レス) id: d8a1d7c1d8 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - Nさん» コメントありがとうございますw (2019年8月27日 22時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
N - ダマさんかわええ。。。 (2019年8月27日 22時) (レス) id: f343a7c66b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミライ | 作成日時:2019年8月17日 0時

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