島の時間 ページ15
少し飛ばしまーす
最上階か……
ん？渚くんと寺坂くん…ま、まさか！
私の状態に気づいた人は業くんと千葉くんとメグちゃんくらい…
まぁ、烏間先生にはとっくに気づかれてると思うけども
ここからはなるべく素振りを見せないようにしないと…
ドアを開け、先生の指示に中に入る
「痒い……」
『っ！？』
聞き覚えのある声…あの時よりも殺意が増してる
烏間
「…どういうつもりだ！鷹岡！」
屋上に連れられる私たち
鷹岡は私と渚を指さし、ヘリポートまで来るよう言った
カエデ
「ダメだよ！渚！」
私の前に1人の影が来て、道を塞いだ
『大丈夫』
業
「嘘だよ。支えがないと立ってるのも辛いはず…」
木村
「業、それどういうことだよ？」
磯貝
「ま、まさか！雲母！お前！」
矢田
「行っちゃダメだよ！Aちゃん！」
みんな、行かない方がいいって言うけども……
『行こう。渚くん。』
渚
「うん。」
2人でヘリポートまで上がると、繋がってた橋を爆破され、土下座して謝れと言われ、逆らいもせず土下座した
鷹岡
「…見たいだろ？渚くん！」
渚
「ああっ！」
烏間
「やめろぉー！」
『うそ…』
薬は爆破され、私と渚くんには絶望が
ズリズリ…隣でナイフを持つ渚くん
渚
「こ…殺してやる…！」
立とうとしたけど足がもつれ上手く立てないし、それに視界が揺らいで焦点が合わない…
渚くんが鷹岡に向かっていくも、蹴飛ばされる
パワーは明らかに鷹岡の方が上…
『っ…！』
蹴りを入れようとしても、飲み物の中に入っていた毒とさっきのガスとのせいで、上手く身体が動かない
まずい！と思った時には遅く、鷹岡に髪を掴まれ、腹に蹴りを入れられ、殴られ…投げ飛ばされた
渚
「き、雲母さん！」
カエデ
「Aちゃん！」
みんなの声が聞こえる…でもここからどうなったかは全く記憶にない…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
目が覚めたのは、建物の中の階段を降りてる時…
『ん……あれっ…私…』
誰かに抱かれてる…？
業
「大丈夫？」
心配そうに私を見る業くん
『ありがと……』
業
「ホテルに戻ったら、手当しよう。今は大人しくしててね」
速水
「大丈夫かしら…まだ苦しそうだけど…」
業
「烏間先生と違って、30分で回復なんてできないし、それに飲み物に盛られた毒もまだ回ってたんだと思うと、よくここまで来たよって思った。でも、今日は安静にしてないとダメだね」
ホテルに戻ると、業に付きっきりで見てもらいました…w
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作者名：ミライアル | 作成日時：2019年5月12日 22時
