私の世界とみんなの世界〜その後の世界〜〈フィッシャーズ〉

乗ってみた ページ7

『はーい、マサイ！』

マサイ
「えぇっ！？カメラ回すの？」

まじかよ！

『もう回ってるよw今からマサイが馬に乗りますwwイケメンが…ひらりと馬に(どさっ…マ「うわっ！」)大丈夫？』

いててて…

マサイ
「セレンシアが……暴れた」

『怖いって思った？』

マサイ
「そ、そりゃぁ…」

『そう思うと馬にも気持ちが伝わっちゃうの…』

マサイ
「そうなのか…」

『だからね、こうやって…よろしくねって…怖いなんて思わなくて大丈夫』

そっと、セレンシアに寄り添うA…

まるで…女神のようだ……

『よし、じゃあ……って何ぼーっとしてんの？』

マサイ
「え？あっ…ごめん。乗れる？」

『大丈夫だよね！セレンシア！』

凄い…ほんとに意思疎通しあってる…

『さ、乗ってみて』

マサイ
「乗るぞ！」

よっ！

お…お！？の、乗れた！

マサイ
「乗れたよ！うわっ！？」

『凄いじゃん！いや〜、やっぱ映えるね〜w』

マサイ
「そんな呑気な事言ってないで！ちょちょ！」

『じゃあ、少し歩こうか。馬の歩くリズムに合わせて身体を上下に動かしてね』

マサイ
「こ、こう？」

『そうそう！上手い上手い！』

それにしても…た、高い……

マサイ
「意外と高ぇなw」

『馬の高さ＋身長だからねw湖の周りを1周して帰ろっか。はーい、こっち向いて！』

マサイ
「撮ってんのかwwいえーい笑w」

俺…意外とこういう時間…

好きだったりするかもな

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