1人の姉と7つ子の俺ら ３〈フィッシャーズ〉

振る舞うのはお初です ページ35

『て、てつやくん！動画だってこと分かってるよね！？』

てつや
「あ、忘れてたw」



なんやかんやあって動画をしめた



としみつ
「いや〜まさか、本当に来てくれるなんて思ってなかったもんwあ、俺姉クロードの…いや、Aちゃんのファンですw」

『えぇ！？』

虫眼鏡
「こいつマジだからw動画とか見させてもらってるんだけどさ…お姉さんが出るサムネを見ただけで…「うぉー！姉クロード！」って、テンション上がんのw」

『あ、ありがとうございます！うちも皆さんの動画をよく見させてもらってます』

てつや
「ちなみに…」

『うーん…うちはそんな誰！とか決めないです。みんな大好きなんで』

てつや、としみつ、しばゆー
「「「………」」」

虫眼鏡
「めちゃ大人じゃないですか」

『そんなことないですw』



と、ここで虫眼鏡くんのスマホが鳴る



虫眼鏡
「もしもーし、うん、うん。あ〜、ちょっと代わるね。はい」

『え？うち？』



電話に出ると、



りょう
「あ！姉クロードさんだ！」

『どうしたんですか？』

りょう
「今、出掛けた帰りに何か買う物ないかなって思ってるんですけど…」

『何か…あ、夕飯うち作りますよ。ちょっと冷蔵庫を見させてもらいますね』

りょう
「マジすか！」



冷蔵庫を見ると…うん

ちょうど無くなっちゃったって感じねw



『あれ…みなさん何がいいですか？』

てつや
「オムライス！」

としみつ
「チャーハン！」

しばゆー
「なんでもいいです！」

虫眼鏡
「同じく」

『うーん…えっと、パスタとトマト缶2つとひき肉、あと…ズッキーニと人参と…お願いします』

りょう
「了解した！」

ゆめまる
「ちなみに何ー？」



電話口で、ゆめまるくんの声が聞こえたw



『出来てからのお楽しみですw』

りょう
「っしゃ！お使い行くぜ！」



電話を切る



『よし、んじゃキッチン借りますね』



髪を縛って、手を洗う



としみつ
「なにか手伝う？」

『ううん。大丈夫なんで、ゆっくりしててくださいよ』

てつや
「じゃあ、見てるねw」

『ど、どうぞお好きに…』



前からすんごく視線を感じる…



『あ、お湯沸かして貰ってもいい？』

てつや
「よっしゃ！」



皆さんに手料理を振る舞うの初めてだw

緊張すんな〜w

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