1人の姉と7つ子の俺ら ３〈フィッシャーズ〉

一方シルク達は… ページ33

あ、誰か起きてきたみたい



モトキ
「ンダホ！？」

ンダホ
「ん…何……トイレだよ……」



めっちゃふらふらしてるから眠いんだろうなw

と、



ンダホ
「ん…なんこれ……ん…ん！？えぇっ！？何これ！！」

マサイ
「……声でけぇよ…」



ンダホの大声でマサイ、ザカオ、ぺけが起きてきた

起きてきた3人に、そして俺にも持ってる紙を見せてくる



ぺけたん
「なになに…『疲れちゃったから暫く一人にさせてね。探さないでね。連絡もしないでね』…どういうこと！？」

ンダホ
「部屋は？」

ザカオ
「見てくる！……居ないよ！」



俺は知ってるけども知らないフリをする

そうだ、驚いたフリをしよう



モトキ
「何？」

ぺけたん
「姉ちゃんが、居なくなった！」

モトキ
「えっ？！嘘！」

マサイ
「嘘じゃねぇって！逆によくそんな冷静でいられるな！」

モトキ
「焦ってるよ！」



ノーリアクション王と呼ばれるだけあっても

リアクションは取ってるのに…



シルク
「おはよぉ……姉貴ー。姉貴？」

マサイ
「シルク！見ろこれ！」

ザカオ
「姉貴が……姉貴がぁっ！」

シルク
「なになに……はぁっ！？えっ、ちょ…なんで！」

マサイ
「知らねぇよ！居ないんだもん！」

シルク
「モトキ！なんか知ってんのか？」

モトキ
「ううん……そんな紙があるなんて…気づかなかった…寝てるのかなって思ってて…」

シルク
「どうすんだよ…今日姉貴を入れての生放送するって話してたのに……」

モトキ
「もしかしたら、どっかで見てくれるかもしれないから、やる？」

マサイ
「やろう！」

ぺけたん
「どこ行ったんだろう…」

ンダホ
「もう……姉ちゃん…」



俺、上手く誤魔化せてる感じ？w

あ、ちなみにこれまでの事…

ぜーんぶカメラに収められてますのでw

満タンにバッテリーを充電しててよかった〜

打ち合わせも何もしてない【素のリアクション】ですよ！



ダーマ
「おい！上にまで聞こえたぞ！姉貴が居ねぇってマジかよ！？」



挨拶を忘れてまで姉ちゃんのこと

よっぽど心配なんだねw

でも、俺は



モトキ
「ちょっと部屋に行くね…何か手がかりとかないか見てくる」

シルク
「おう！」



姉ちゃんと連絡を取るために

もちろん、カメラの前でw



モトキ
「大混乱〜」



と送ると…

お、読んだ

さっき、こっそりとスマホで動画を撮ったものを送る



『やばwてか、うるさw』

モトキ
「生放送やるって！」

『んじゃ、チャットに現れるわw』

こっちでは→←うるさいのは慣れっこw

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