転校先に推しがいた【mc】 (ページ10)

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剣持「桜庭さん。」

『っえっ...剣持、くん。』

ふと後ろを向くと、思ったより近く...というか、真ん前に剣持がいた。だんだん顔が赤くなってる気がする。さすがに暑いよね、わかるよ。じゃないんだよ。近いっつってんの。怒られるのこっちなんだからやめてくれ。てかさっきまで試合してなかったっけ？もう終わったの？

剣「...あ、えっと、その、体育で吹っ切れて部活のこと忘れてたりしてませんよね？」

『あっ............』

そういえばそんなこともあった。なんならついさっきまでそれで悩んでたんだった。

剣「んふふ、今日体育で授業終わりですよ？期待してますからね〜」

そう言って彼は駆け足で持ち場に行ってしまった。

萌「ふーん？私が好きじゃないか心配だった？」

『っちがっ！今のはただ、予想外すぎてびっくりしただけで！！』

萌「はーい、いいな〜剣持くん」

『ちょっと！ほんとに！』

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