転校先に推しがいた【mc】 (ページ7)

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なんて言った？この人剣道部マネやってくれって言った？
たしかに新しいことに挑戦する勇気もないからここでも剣道部のマネージャーしようと思ってはいたが、推しと同じ部活に入る勇気はもっと無い。

『え......っと...............』

剣持「すみません、いきなりこんなこと言っちゃって。ただ、今の剣道部マネージャーがいなくて、いたら嬉しいのは事実ですが、いなくても一応成り立ってはいるので...無理に来てとは言いませんが、放課後また声かけるので少し考えてくれませんか？」

こっちに考える時間を与えてくれる、そんなところも好きだ。なんて余裕なこと考えている自分がムカつく。

『わ...かりました。前向きに考えます！ではまた放課後に！』

剣「ありがとうございます、では。」

剣持が振り返ったのを確認して急ぎ足で席に戻る。心臓がバックバクだ。ご飯なんてまともに食べられる精神状態じゃない。

萌舞「大丈夫？なんか顔が...」

『ごめん！だいじょぶ！待っててくれてありがと！早く食べよ！！』

萌「...そか！食べよ食べよ〜！てか次体育なのまじむり、今日の太陽バグってない？しかも今朝__________」

ごめん、全然話が入ってこない。

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