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出撃!レイテ島占領戦!4 ページ1

プリンス・オブ・ウェールズとジョージ5世の働きは凄まじかった。Mk VII 356mm四連装砲とMk VII 356mm連装砲、Mark I 133mm連装両用砲、計27門を一気に撃った。敵航空機は瞬く間に、一機に落ちていった。赤城や加賀、伊吹の応援として、白龍と連鳳が来た。
「俺等の新しい艦載機の暴れっぷりをとくと見よ!この間抜け共!」白龍がそう言って、箙から雁股を取り出し、放った。
「し、震電..?いや、何かが違うわね。」加賀が首を少し傾げた。
「まあ震電っちゃ震電だが航続距離、格闘性能を格段に向上した、震電33型だ。」
「震電33型...」伊吹が言葉を詰まらせながら言った。
「航空基地を占領したそうだ。こっちも負けてられんぞ!」太刀風の気合いが入った。腰に下げた雑嚢から九三式酸素魚雷を取り出し、空中に投げ、主砲を撃った。酸素魚雷に砲弾は命中し、大爆発が起こった。
「今のって何ですか⁉凄いですね!」吹雪が目を輝かせて言った。
「応援にドイツ艦艇一隻来たぞ!」そこに現れたのは、ドイツ第三帝国航空母艦、マンフレート・フォン・リヒトホーフェンと艦載機だった。スツーカの護衛としてメッサミュート262等も戦闘をしていた。
「このリヒトホーフェンが来たからにはもう大丈夫だ。」
「皆の者、空母の応援だ!もうひと頑張りだぞ!」朝日が言い、前弩級艦隊は士気が大いに上がり、突撃を開始した。突撃を開始して10分が経った頃だった。
「危ねぇ!」周防が両手を広げ朝日の盾となった。周防の受けた攻撃は凄まじく、その場に倒れた。
「おい、しっかりしろ!」
「周防さん!」
「周防殿!」その場にいた皆が駆け寄った。
「元ロシア帝国艦と言うのに..あんた等は他の艦と同じような扱いをしてくれたことに恩を感じてたんだ...いつか、この恩を返したいってずっと思ってた..それが今果たせた」
「それ以上喋るな!」朝日が涙目になりながら言った。
「戦艦として生まれたからには戦場で散るのが本望..敷島の所行くだけだ..心配すんな..よ..」
「生きて一緒に帰って、また杯を交わそう。だから..死ぬんじゃねぇ!」懸命に朝日は言ったが、
「すまねぇ、もう..逝かないと..いけないらしいな..俺の武運もここまでか..まぁ良い。それもまた天命..あんたは..生きろよ..朝日」
「周防!周防!」何度も名を呼んだが、返事は無かった。朝日は人目を気にせず男泣きをした。天にまで届くほどの号泣であった。無敗と同時に無傷の伝説を誇った前弩級艦隊の敷島、そして周防もこの世から去った。

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作者名:伊吹 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php?svd=sea  
作成日時:2021年10月16日 1時

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