7.リビング ページ7
「着替えるから適当に座ってて」
廊下とリビングを隔てる扉の向こうで
亮くんが着替える気配を感じながら
ソファに腰掛けて 部屋を見渡す
テレビ台には 額縁に入れられた彼女との写真
彼女から貰ったであろう、
写真が散りばめられたコルクボード
SNSで目にしたことのある
彼女とペアルックで着ていた洋服
生活感溢れるリビングには
モモちゃんとの思い出が散りばめられている
亮くんはあんな風に愚痴を言っていたけど、
なんだかんだ、
モモちゃんのことを大切にしていて
私が入り込む隙なんて
少しもない
「ちょっと洗濯機回すわ」
「亮くん意外と家庭的だね」
「一人暮らしやもん笑」
“ よし、やるか ”
ひとつ、大きく伸びをして
私の隣に腰を下ろした
「課題、やらないの？」
「ん〜？」
携帯をいじって
一向に課題を始める気配がない亮くん
寒くて、近くにあったクッションを抱えた
「眠いん？」
「ううん、」
「寝ててええよ。インタビュー以外のところ先終わらしとくから」
「え、でも」
亮くんに少し急かされながらも
私はベッドに潜り込んだ
ふわり、亮くんの匂いに包まれる
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なの(プロフ) - とても好きなお話です。2のパスワードはどこで知ることができますでしょうか？更新楽しみにしております＾＾ (2018年11月27日 22時) (
レス) id: 9ea4677c9f (このIDを非表示/違反報告)
yuyu(プロフ) - 曖昧で切ない関係性がリアルで本当にどこかにいそうな2人だなと思いました。更新停止中ですが続きがあれば楽しみにしてます！ (2018年10月21日 18時) (レス) id: dd45f2a15b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：代 | 作成日時：2018年3月14日 19時
