4.クリスマスイブ ページ4
気付けば布団の中に熱がこもって
2人の肌は少し汗ばんでいる
「…ね、だめだよ」
「大丈夫」
「だって、」
「気持ちよくするから」
ゴツゴツとした手が服の中に侵入してくる
キスで意識が朦朧とするせいか
お酒のせいなのか分からないけど
思うように力が入らなくて 抵抗出来ない
彼氏でもない人に
私のハジメテを奪われるのが嫌なのか
ハジメテの経験からの恐怖なのか
涙が溢れそうになる
「怖い？」
「うん、」
「優しくするから大丈夫だよ」
暗くてよく見えなかったけど
きっと、亮くんは優しい表情だったと思う
最初は拒んでいたものの
徐々に亮くんを受け入れていた
それは完全にふたりだけの世界で
いつしか鳴り止まない携帯電話なんて
気にも留めなくなっていた
「痛い？大丈夫？」
「っ、大丈夫…」
息が苦しくなり
意識が朦朧とする
亮くんが私の肌に触れるたび
唇を這わせるたびに
からだが熱くなるのが分かる
「奥まではいったよ」
「ほら、気付かないうちに激しくなってんで」
「凄い締め付けるんやね、」
亮くんの言葉に返事する事も出来ないくらい
初めての快感に溺れた
返事をする代わりに
亮くんの腕を キュ、っと掴む
そうすると亮くんは
優しくキスをしてくれた
「おはよ」
気づけば日はのぼっていて
亮くんの声で目が覚める
身支度をして、家を出た
今日はクリスマスイブ
初めての朝帰りと
初めての経験をしたせいか
すれ違う人からの視線を強く感じる気がする
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なの(プロフ) - とても好きなお話です。2のパスワードはどこで知ることができますでしょうか？更新楽しみにしております＾＾ (2018年11月27日 22時) (
レス) id: 9ea4677c9f (このIDを非表示/違反報告)
yuyu(プロフ) - 曖昧で切ない関係性がリアルで本当にどこかにいそうな2人だなと思いました。更新停止中ですが続きがあれば楽しみにしてます！ (2018年10月21日 18時) (レス) id: dd45f2a15b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：代 | 作成日時：2018年3月14日 19時
