16.不安と嬉しさと ページ16
『明日暇やからおれもどっか行こー』
少しでも向けてくれた私への意識を
まだ逸らして欲しくなくて
『一緒に来てくれてもいいよ』
『いいよ！』
必死になって繋ぎとめようとする。
さっきまでの幸せな気持ちは嘘みたいに
不安が少しずつ募り、大きくなってゆく。
『どこ行くん？』
『渋谷行こうと思ってたけど、亮くんの行きたいところでいいよ』
『渋谷でもええよ！』
『14時に集合にしよ、遅いかな？』
『18時半からバイトやからそこらへんまで！』
『バイトあるの？全然一緒に居られないね』
『もうひとつのほうでね。別の日でもええよ』
私的史上最強に責めた
最後の一言は華麗にスルーされてしまった
時間をかけて送るか悩んだ末に送ったのに……
『てか、おれ別れたの知ってたっけ？』
『村上さんから聞いたよ』
『そっか。ディズニーすき？』
『すきだよ』
『チケット2枚余ってる』
『うん？』
『っていう話』
やっぱり冷たく返すけど、
内心嬉しくてドキドキしてる。
もっと時間置いてから返信した方がいいかな？
なんて駆け引きしようとしても
話したい気持ちが大きすぎて どうでもよくなる。
亮くんは関連性のない話題を
次から次へと出してくるから(男の人って皆こうなの？)、
遊園地に行く話は流れてしまった。
そんなことよりも、
明日はどんなメイクしよう、何を着よう
突然舞い込んで来た明日の予定のせいで
今日は緊張して眠れなくなりそうだ
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なの(プロフ) - とても好きなお話です。2のパスワードはどこで知ることができますでしょうか？更新楽しみにしております＾＾ (2018年11月27日 22時) (
レス) id: 9ea4677c9f (このIDを非表示/違反報告)
yuyu(プロフ) - 曖昧で切ない関係性がリアルで本当にどこかにいそうな2人だなと思いました。更新停止中ですが続きがあれば楽しみにしてます！ (2018年10月21日 18時) (レス) id: dd45f2a15b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：代 | 作成日時：2018年3月14日 19時
