困ります、お嬢様。【鳳えむ】 (ページ2)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:920 hit

２話です、お嬢様。ページ2

｢どうしても？」

『まずそんな露出の高い服どこで買ったんですか。』

｢だからー！類くんのお友達が作ってくれたのっ！！」

類くん、基神代類さんとは、お嬢様がしているショーのキャストの1人。実際にお会いしたことは無いのだが、何でも、｢びゅーんでどっかーんでとってもわくわくな機械をいっぱい作ってくれる」人らしい。

『神代さんのお友達に何作らせてるんですか……』

｢でもでも、類くんも｢とっても面白そう」って言ってくれたよ？」

『もう誰も止めてくれる人いないじゃ無いですか。』

なんなら、鳳家の人、特ににひなた様には、｢お似合いね」なんて言われたし。

｢えー？……………あっ！そうだっ！！」

お嬢様は、少し悩むそぶりをしてから、大袈裟にパンっと手をついた。

…………………………あの目、嫌な予感しか……………。

｢今日、あたし達のショー見に来てよ！！」

『……………そんな事ですか…？』

｢そんな事って？」

『え、あぁいや……』

てっきり、スカイダイビングさせられたり、特大プリンを作らされたりするのかと……………。

『それなら大丈夫です。1度キャストさん達にもお会いして見たかったので。』

｢じゃあ決まりだねっ！」

それに、そろそろ偵察に行かなければいけないと思ってたから、丁度良かった。

.