私の居場所は忍術学園

動揺 ページ10

きり丸サイド
ーー


きり丸「せ、先輩ー！！」



しんべい「A先輩、、！」




乱太郎「何処にいるんですかー！」



今俺たちはA先輩探しをしている



伝七の声を聞いた瞬間、走り出すものだから



彼女を見失ってしまう




乱太郎「上級生の先輩方に、A先輩の姿を見られたら、、まずい」


乱太郎は心配そうな面持ちで言い放つ


、

、

そうだ、またA先輩を手にかけてしまうに違いない





あのテンニョが命令して、また先輩が苦しんでしまう羽目になる




そんなの絶対ごめんだ、！



、



、
すると、森の方から



「キャァァァァ、あ、熱い」




掠れた叫びが聴こえてくる



きり丸「な、何があったんだ」


乱太郎「きり丸、しんべい！一旦声のする方へ行ってみようよ！そこにA先輩がいるかもしれない！」



あの叫び声はA先輩のじゃない


確実にテンニョ様の声だ



でも、どうして、、？先輩方が正気に戻ったのか？




そんなの絶対にあり得ないが、目にしてみないとわからない





俺たちは声のする方へと足を動かした















『あっ、きり丸くん達、どうしたのそんなに息を切らして』




先輩は心配そうに顔を傾げる





きり丸「せ、先輩大丈夫でしたか！？」



乱太郎「怪我してないですか？！」




しんべい「お腹空いてないですか？！」




俺たちは声を荒げて言い放つ



焦りが隠せない


俺らはそれくらい先輩が心配なんだ



『わ、私なら大丈夫だよ』



彼女は俺らに目線を合わせ、はにかんだ


ーー
Aサイド(乱太郎達と出会う少し前)




これで一応、上級生の妖術は解けた筈



でもまだこの任務は終わっていない、始まったばかり、




『(学園の長に会いに行かないと)』


私は、この学園の学園長先生”大川平次渦正さん”に会いにいくことにした

話し合って、今の状況を聞きださないと




すると近くから、物凄い勢いで走り込んでくる足音が、
聴こえてくる




『あっ、きり丸くん達、どうしたのそんなに息を切らして』


私は、思い出した


伝七に夢中で、この子らを勝手においていってしまったことに




きり丸「せ、先輩大丈夫でしたか！？」



乱太郎「怪我してないですか？！」




しんべい「お腹空いてないですか？！」






『わ、私なら大丈夫だよ』




みんな、なんでこんなに心配してくれるんだろう？

不思議で仕方がない
　


私は動揺を隠すべく、はにかんだ

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