自分の気持ち ページ49
竹谷サイド
ーーー
俺は彼女に向かって告白をした。
兵助には悪いが俺だってAが好きだった
前の記憶を掘り起こしてはいけないのに…
俺はとんでもなくわがままだ。
Aは少し時を置いて、口を開いた
『そうですね…私もいつも考えていました。
みんなで過ごしていると何故か心が温かくなる。
それが好きというならば…私は
この学園の皆さんが好きなのかもしれません』
思っていた発言とは全く違っていて、俺は呆然としてしまう
『竹谷さん?』
我に返り、俺はすぐさま口を開ける
竹谷「学園のみんな…か。そうかー!そうだよなー!
俺も此処の皆んなが大好きだ!」
悔しさと悲しさが混じり合い、涙が溢れそうになるのをなんとか堪える
「「「「せーんぱい、Aさん!!僕たちも大好きですよ!」」」」
竹谷「うわっ!お前たち」
『みなさん…』
涙が溢れようとしていた次の瞬間、後輩から抱きつかれ
体勢が崩れそうになる
嗚呼、懐かしいな…またこうやって戯れ合うことが出来るなんて
元気付けられた為か涙は溢れることなく、次の瞬間には自然に満面の笑みを浮かんでいた。
そして俺はぎゅっと、みんなを抱きしめ返した
ーー
竹谷「孫兵、もう大丈夫なのか?それにお前たちも…」
もうへっちゃらです、とはにかんで言われた為、俺は少し安堵する。
、
、
『それでは、私は後ほど手伝いがあるので、お暇させて頂きますね。』
竹谷「嗚呼分かった。A本当にありがとう。
また暇な時にでも動物小屋に来てくれ」
はい、勿論ですと微笑む彼女の顔はとても美しく、
俺までも自然に口角が上がった
、
ーー
自分は彼女に話しかけることさえ資格が無いと思っていた
それ故にAといると申し訳なさが込み上げて、内心とても辛かった。
でも彼女は俺の為に尽くしてくれて
後輩たちとまた委員会活動できるという機会を与えてくれた。
だから俺もしっかりしないといけないと改心することが出来たんだ
結果的に振り向いては貰えなかったが、
俺たちのことを好いてくれているだけでも豊作だな
本当にありがとうA…
ーー
Aサイド
竹谷「俺はAが好きだ」
好きという一言が胸に残る。
誰かに昔、こうやって面と向かって言われたような…
なんて事が頭を過ぎる
善法寺「Aちゃん」
後ろから肩を突かれる
『善法寺さん、どうして此処に?』
Aちゃんの姿が見えたから?なんて言われるものだから、少し恥ずかしくなる…
善法寺「それより、これ任務から帰るときに買ったんだ、
よかったら受け取ってくれないか?」
渡される箱を見ていると、緊張しているのか手が震えているのが見てとれた
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空白__。(元、ユカリ)(プロフ) - たんぽぽさん!またまたユカリです!ちょっと色々ありまして新しい垢を作りました!これからも応援してます! (11月15日 11時) (レス) @page47 id: 52a5948315 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽたん(プロフ) - ユカリのサブ垢さん» コメントありがとうございます!はい!!了解です!ユカリさんいつも応援してくれてありがとうございます!これからも更新頑張ります!!(*´꒳`*) (10月29日 18時) (レス) id: 8c7f582275 (このIDを非表示/違反報告)
ユカリのサブ垢(プロフ) - たんぽぽさん!ユカリです!本垢の方のタブレットがぶっ壊れたのでこれからはこっちのサブ垢で応援させてもらいますね! (10月29日 18時) (レス) id: d43a354229 (このIDを非表示/違反報告)
ユカリ(プロフ) - もちろん読みます!また続きを楽しみにしてます! (10月22日 17時) (レス) id: 99bef8e01a (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽたん(プロフ) - ユカリさん» そうなんですよー!続編間近まで更新出来るとは夢にも思ってませんでした。これもユカリさん達の応援があったお陰です!本当に感謝です!!(*⁰▿⁰*)続編に入っても良ければ読んでって下さい!! (10月22日 1時) (レス) id: 8c7f582275 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たんぽぽ | 作成日時:2023年7月9日 2時