和解 ページ47
伊賀崎孫兵サイド
ーー
竹谷「ごめんな、孫兵。本当にすまない」
確かに聞こえてくる竹谷先輩の声
僕は朦朧とした意識の中、薄っすらと瞳を開ける
風が皮膚に強くあたり、今竹谷先輩が僕を抱えて走っているのがわかる
、
竹谷先輩は優しすぎる
謝らないといけないのは僕なのに
先輩の謝罪を何度も拒絶した僕が元凶なのに
伊賀崎「竹谷先輩、ごめんなさい。先輩は何度も謝ってくれたのに、僕のせいで…先輩を傷つけてしまいました」
涙が溢れて止まらない…本当に僕は情けない
竹谷「孫兵は馬鹿だなぁ…そんなこと全然気にしてなんかいないさ。」
竹谷先輩がそっと僕の頭を撫で下ろす
その手の温かさが懐かしく感じる
竹谷「俺もお前らに辛く当たってしまったんだ。警戒するのも無理はないさ…。
孫兵、色々と負荷をかけて本当にすまなかった
そして委員会をしっかり続けてくれてありがとう、助かったよ
最後にこれからは俺もまた委員会で活動してもいいか…?」
真剣な眼差しで見つめてくる竹谷先輩
僕はやっとお互いを許す準備が出来た。
伊賀崎「はい、勿論です。」
そして僕は安心して、そっと瞼を閉じた。
ーー
竹谷サイド
竹谷「伊作先輩、孫兵は大丈夫でしょうか」
俺は今保健室にいる。
孫兵はまた気を失ってしまった為、俺は心配でならなかった。
善法寺「疲労が溜まっていたみたいだね、しっかり休めば
すぐに回復するよ。だから大丈夫」
良かったと口から溢れる言葉に伊作先輩は反応したのか、
優しく微笑んだ
ーーー
Aサイド
みんなが眠りについてもう一刻がすぎた
すやすやと眠っている。このまま生活リズムが元通りになればいいけど。
、
孫兵君が倒れた際、私は天術を使って治そうとした。
私だけでなんとかしようとしていた。
それが最善の選択だと…思っていた
でもそれは大きな間違いであって
もし私が天術を使って、竹谷さんの手も借りずに治していたら、絆を修復することは出来なかったと思う
私は勝手に竹谷さんのチャンスを踏み躙る所だったのだ
私もまだまだだな…もう少し臨機応変に行動しなくちゃ
こんな間違いを二度としてはいけない、そう心に誓った。
、
『今頃どうしてるかな…竹谷さん達』
孫兵君は目が覚めたかな?私はそっと考えた
『ジュンコちゃんも孫兵君が心配?』
ジュンコがシャーッと相槌を打つ、この蛇天才だなと私は悟った。
ー
虎若「、、Aさん!」
孫次郎「うぅん、、Aさん?」
『よく眠れたようで良かった』
私は微笑んで言い張ると、次々と起きるみんな。
隈も先ほどより良くなっていて心がホッとするのであった。
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空白__。(元、ユカリ)(プロフ) - たんぽぽさん!またまたユカリです!ちょっと色々ありまして新しい垢を作りました!これからも応援してます! (11月15日 11時) (レス) @page47 id: 52a5948315 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽたん(プロフ) - ユカリのサブ垢さん» コメントありがとうございます!はい!!了解です!ユカリさんいつも応援してくれてありがとうございます!これからも更新頑張ります!!(*´꒳`*) (10月29日 18時) (レス) id: 8c7f582275 (このIDを非表示/違反報告)
ユカリのサブ垢(プロフ) - たんぽぽさん!ユカリです!本垢の方のタブレットがぶっ壊れたのでこれからはこっちのサブ垢で応援させてもらいますね! (10月29日 18時) (レス) id: d43a354229 (このIDを非表示/違反報告)
ユカリ(プロフ) - もちろん読みます!また続きを楽しみにしてます! (10月22日 17時) (レス) id: 99bef8e01a (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽたん(プロフ) - ユカリさん» そうなんですよー!続編間近まで更新出来るとは夢にも思ってませんでした。これもユカリさん達の応援があったお陰です!本当に感謝です!!(*⁰▿⁰*)続編に入っても良ければ読んでって下さい!! (10月22日 1時) (レス) id: 8c7f582275 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たんぽぽ | 作成日時:2023年7月9日 2時