愛情 ページ46
伊賀崎孫兵サイド Aが来る少し前
ー
まただ、ジュンコがいなくなってしまった。
竹谷先輩の偉大さを改めて噛み締める
僕は後輩達にとてつもない負担をかけている
ああ、竹谷先輩
先輩はほんとうに優しい…どんなに謝ってくれたことか
でもそれを僕は拒絶し、挙句の果てに先輩から離れてしまった
僕は”怖かったんだ″
テンニョから命令されて、僕達を傷つけることはあった。
でも竹谷先輩の優しさはいつまでも色褪せなかった
テンニョからの命令で僕たちやペットを苦しめる際、竹谷先輩はいつも涙を浮かべていた…
ペットを傷つける際も自分を制御したり、得意武器である微塵だって激しく振り回さず、僕達の被害が最小限になるように自身を抑えていた
そんな優しさにまた触れて信頼して、そこからまた底に崩れ落ちることに僕は恐怖を感じていた
伊賀崎「(僕は小心者だ…)」
こんな自分が本当に嫌いだ
ー
Aサイド
彼を目の前にした時、私は驚いた。
顔が真っ青で、体調が悪そう。
食堂で会った際はこんなに青白くなかったのに、相当無理をしていたんだな
『孫兵くん…だよね？顔色悪いけど大丈夫っ！？』
私がそう言った瞬間、孫兵くんは崩れ落ちるように倒れた
私はすぐさま天術を使って治療しようとしたが
瞬く間に竹谷さんが孫兵くんを抱きかかえていて…
竹谷「保健室に行ってくる。A他の子を頼んだ」
竹谷さんは私が口を挟む隙さえ与えず、疾風の如く駆けていった
ー
竹谷さんたちの背中を見送っていた時
「「「「Aさん…」」」」
後ろからの声にはっと我に帰る
『三治郎くん、虎若くん、一平くん、孫次郎くん…』
みんなとは食堂でよく会っていた。
少し隈があり、夜更かしでもしていたのかと気にしていたが、やはり委員会活動で…
三治郎「Aさん…伊賀崎先輩は…」
『大丈夫、竹谷さんがとてつもない速さで保健室に連れて行っていたから。』
『それよりみんな木陰でお昼寝でもしましょうか』
私の返答を聞いて安堵したのかみんなは、良かったと口を揃えて言った
ー
木陰でみんなはすぐに横たわった
彼等は私の周りを囲むように寝ていて、とてつもなく可愛かったという感情が芽生えると同時に
一瞬で眠りにつくほど疲れていたんだなと心が騒めいた。
*
*
嗚呼まただ、温かい。
なぜ用賀委員会の時と同じで心が温まるのだろうか
この気持ちがなんなのか整理出来ないけれど、このままでいたいと思ってしまう
、
ーーー
ーー
ー「先輩っ！ジュンコがっ！」ー「先輩！！ペットの卵が孵りました！！」ー
知らないはずの記憶が懐かしく感じる
ーー
そして私はそっと優しくみんなの頭を撫で下ろした
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空白__｡（元、ユカリ）(プロフ) - たんぽぽさん！またまたユカリです！ちょっと色々ありまして新しい垢を作りました！これからも応援してます！ (11月15日 11時) (
レス) @page47 id: 52a5948315 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽたん(プロフ) - ユカリのサブ垢さん» コメントありがとうございます！はい！！了解です！ユカリさんいつも応援してくれてありがとうございます！これからも更新頑張ります！！(*´꒳`*) (10月29日 18時) (レス) id: 8c7f582275 (このIDを非表示/違反報告)
ユカリのサブ垢(プロフ) - たんぽぽさん！ユカリです！本垢の方のタブレットがぶっ壊れたのでこれからはこっちのサブ垢で応援させてもらいますね！ (10月29日 18時) (レス) id: d43a354229 (このIDを非表示/違反報告)
ユカリ(プロフ) - もちろん読みます！また続きを楽しみにしてます！ (10月22日 17時) (レス) id: 99bef8e01a (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽたん(プロフ) - ユカリさん» そうなんですよー！続編間近まで更新出来るとは夢にも思ってませんでした。これもユカリさん達の応援があったお陰です！本当に感謝です！！(*⁰▿⁰*)続編に入っても良ければ読んでって下さい！！ (10月22日 1時) (レス) id: 8c7f582275 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たんぽぽ | 作成日時：2023年7月9日 2時
