嫉妬 ページ44
Aサイド
『何について話しますか…?』
私がそう尋ねると彼は芯の籠った声音で話し出した。
竹谷「委員会についてで…また委員会の皆んなと活動したいんだ。だが、近寄ろうとしても避けられるばかりで…だから助けて欲しいんだ。」
俺自身の問題に巻き込んでしまって悪い…と苦笑する
『いえ、これも天界が招いた事故なので、大丈夫です』
そういうと、複雑そうな面持ちになる彼に私は疑問を抱いた。
、
竹谷「あと…いやなんでもない」
いきなり口籠る、何を言いたかったのだろう
しかし私が掘り起こして干渉すれば、ますます嫌われるかもしれない
私はすぐさま口を閉ざした。
ーー
縁側で夜風に当たる
あのあと、彼と色々な事を話した。
彼自身のこと、テンニョのこと、彼の先輩、後輩のこと。
『もう夕暮れ時ですので、また明日にでも話しましょう。
私も作戦を練ってきます』
竹谷「有難う、俺なんかの為に本当にすまない」
竹谷さんと話していて、人物像がわかった気がする
圧倒的に自己肯定感が低いというか、自信が無いというのか…
竹谷さんは何かに怯えているみたいで、内心哀れに思ってしまった。
『(一体何に怯えているのだろう)』
私が来たからには、竹谷さんの不安を打ち消さないと
これも任務の一環だから。
ーー
私は満月の下で作戦を深く考える。
『(下級生が近寄らないとなると、様子を伺う必要が…)』
、
Aちゃん…
聞き覚えのある声にはっと我にかえる
私が前を向くと、そこには暫く会えなかった善法寺さんが
いた。
ーー
善法寺伊作サイド
善法寺「Aちゃん…」
そう彼女を呼ぶと、すぐさま顔を上げた。
その表情は少し怒っているようで、僕は嬉しかった。
『善法寺さん、三日も何をしていたの…?食堂にも来ないから…』
三日も会えなかったのには、理由があるんだ
善法寺「任務を任せられちゃってね」
そう、学園長先生が僕に突然難易度な任務を押し付けたんだ。
その裏には何かありそうで、僕は少し動揺した。
ーーー
久々知兵助サイド
久々知「伊作先輩は今頃帰ったのか…一ヶ月はかかる筈なのに流石だな」
俺は学園長先生に伊作先輩がAと深く関わっている事を話した。
三郎達と話した少し後のこと
Aは以前五年生であった為、この五年生長屋から近い距離に自室があった。
その為、俺は偶然ながらAと伊作先輩が話している所を見てしまった。
それも前と同じように仲睦まじく
ーーーー
ーーー
ー
善法寺「また一緒に話したい、また君に会ってもいい?」
『いいよ、善法寺さん。また話せる時に話しましょう』
あの時、俺はとてつもない苛立ちを覚えたんだ。
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空白__。(元、ユカリ)(プロフ) - たんぽぽさん!またまたユカリです!ちょっと色々ありまして新しい垢を作りました!これからも応援してます! (11月15日 11時) (レス) @page47 id: 52a5948315 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽたん(プロフ) - ユカリのサブ垢さん» コメントありがとうございます!はい!!了解です!ユカリさんいつも応援してくれてありがとうございます!これからも更新頑張ります!!(*´꒳`*) (10月29日 18時) (レス) id: 8c7f582275 (このIDを非表示/違反報告)
ユカリのサブ垢(プロフ) - たんぽぽさん!ユカリです!本垢の方のタブレットがぶっ壊れたのでこれからはこっちのサブ垢で応援させてもらいますね! (10月29日 18時) (レス) id: d43a354229 (このIDを非表示/違反報告)
ユカリ(プロフ) - もちろん読みます!また続きを楽しみにしてます! (10月22日 17時) (レス) id: 99bef8e01a (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽたん(プロフ) - ユカリさん» そうなんですよー!続編間近まで更新出来るとは夢にも思ってませんでした。これもユカリさん達の応援があったお陰です!本当に感謝です!!(*⁰▿⁰*)続編に入っても良ければ読んでって下さい!! (10月22日 1時) (レス) id: 8c7f582275 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たんぽぽ | 作成日時:2023年7月9日 2時