彼らのために ページ38
食満サイド
ーー
『ではどうしますか?先輩のお二人方』
その声が俺たちに向けて発せられていたことに気づき驚いた。
何故わかったのか。まだあの頃の記憶が存在するというのか?
後輩が気掛かりでいつも隠れてバレないように見守っていた
後輩にも気づかれることなど決してなかったのに、、、
、
やはりいつになっても、Aには敵わないな。
ーーー
その後守一郎を連れて、潔く天井から床へと降り立つと
『何故コソコソと隠れていたんですか?』
眉根を寄せて俺たちを見据えてくる
守一郎は動揺して見るからに話せなさそうだ、まともに返答できるのは俺しかいない
食満「会わせる顔が無いんだ。」
本当は誰よりもAに顔を会わせたくなかった
己のしたことが悍ましくて仕方がない
学園長先生は、彼女にはもう記憶が無いと言い張っていたが、あの時の事を無かったことにはできない
恨むことなくここに還ってくるなんて、お人好しも過ぎる、本当に相変わらずだな。
『あの子達は、お二人とまた仲良くしたそうでしたけど』
食満「そうだな、俺たちも怖気付いている場合ではないよな、」
正直、後輩たちとまた仲を深めたい
だが自分にはそんな権利があるのだろうか?
、、
『資格や権利など関係ないんです、心のままに話しかけてみてはいかがでしょう』
俺たちの心を読み取ったかのように、自分が求めていた言葉を発したA。
そして自分は権利、資格などに縛られていたことに気づいた。俺は怖がっていたのだな。
ー
Aサイド
『自己紹介が遅れましたね、Aと申します』
私に続いて自己紹介を返してくれた彼等。
見るからに優しそう
、
、
『きっと知っていると思いますが、私は此処での絆を修復するべく馳せ参じました』
自分への信頼を深める為、私の情報を彼等に提供する
例えば、此処に来た過程や
この事件の責任は天界にある事について
、
、
『ですので、皆さんには何の罪もございません。もう少し気を緩めて、、』
彼等を見上げると、何とも複雑そうな面持ちをしていた。
こんなに自身を思い詰めているなんて、二人の心根はとてつもなく優しいんだな。
、
、
『一つ提案なんですが、明日ーー』
ーー
浜サイド
不安でしかない。だがA先輩いや、
Aさんの言うとおりやれば
でも、、、、
浜「(Aさん”が”、何で俺たちのために、、?)」
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空白__。(元、ユカリ)(プロフ) - たんぽぽさん!またまたユカリです!ちょっと色々ありまして新しい垢を作りました!これからも応援してます! (11月15日 11時) (レス) @page47 id: 52a5948315 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽたん(プロフ) - ユカリのサブ垢さん» コメントありがとうございます!はい!!了解です!ユカリさんいつも応援してくれてありがとうございます!これからも更新頑張ります!!(*´꒳`*) (10月29日 18時) (レス) id: 8c7f582275 (このIDを非表示/違反報告)
ユカリのサブ垢(プロフ) - たんぽぽさん!ユカリです!本垢の方のタブレットがぶっ壊れたのでこれからはこっちのサブ垢で応援させてもらいますね! (10月29日 18時) (レス) id: d43a354229 (このIDを非表示/違反報告)
ユカリ(プロフ) - もちろん読みます!また続きを楽しみにしてます! (10月22日 17時) (レス) id: 99bef8e01a (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽたん(プロフ) - ユカリさん» そうなんですよー!続編間近まで更新出来るとは夢にも思ってませんでした。これもユカリさん達の応援があったお陰です!本当に感謝です!!(*⁰▿⁰*)続編に入っても良ければ読んでって下さい!! (10月22日 1時) (レス) id: 8c7f582275 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たんぽぽ | 作成日時:2023年7月9日 2時