気配のする方に ページ37
Aサイド
手伝いが終わり
自室にて、私は任務について計画を図っていた。
『初めはどの委員会にしよう？』
頭を傾げて、悩み込む。
すると次の瞬間、襖から私を呼ぶ声が聞こえた。
？「Aさん、少しいいですか？」
『はい､どうされましたか？』
足音からして四人はいる
襖を開けると、しんべヱくんと涙ぐんでいる一年の下坂平太くんに山村喜三太くん
瞳から雫を零さないように歯を食いしばっている富松作兵衛くんが目の前に現れた。
食堂で手伝いをしてる際、自己紹介をしてくれた為、
すぐに正体を知ることが出来た
「「「Aさんっ！」」」
『ど、どうしたの？』
突如私に抱きつく一年の三人
二人は泣きじゃくり、しんべヱは離さないという強い意志が感じ取れた
富松「こ、こら！Aさんに失礼だぞ」
先輩であるため、責任感に駆られたのか一年生を叱る作兵衛くん
天女である私を避けないということは
とてつもなく辛いことがあったのかもしれない
やはり委員会での件かな
、
こんなに辛そうに泣いているから
少しくらい甘やかしても、ばちは当たらないよね
『作兵衛くんもおいで？』
躊躇することもなく抱きついてきてくれた
何だか温かくて皆、本当可愛いなぁ
、
、
大丈夫と慰め、皆を抱きしめ返す
何でこんなに情が湧くのかわからないけれど、
なんだか居心地が良くてこのままでいたいと思ってしまった
ーーー
『何か辛いことがあったの？良かったら言って欲しいな』
私は微笑んで、彼らを見つめる
最初に口を開けたのは喜三太くんだった
山村「僕、また食満先輩と浜先輩と委員会やりたいんです。妖術は解けて嫌がらせはしなくなりましたが､､」
、
口をつぐんでしまう喜三太くん
続いて作兵衛くん達が次々と説明してくれた
富松「妖術が解けてから先輩方は僕たちがいない隙に、委員会の仕事をやっていて、避けられてるのがわかるというか」
しんべヱ「僕たち、また先輩と仲良くしたいのに」
『本当あなた達は優しいね､私も手伝うから心配しないで』
頭を撫でると、平太が声を荒げた
下坂「僕は嫌です。A先輩がまたあんな目に遭うかもしれないのに！」
富松「平太っ！すいませんAさん。僕たち今日はこれで失礼します！」
作兵衛くんが素早く後輩達を連れ去るので、
呼び止めることさえ出来なかった
ーーーーー
、
、
『ではどうしますか？先輩のお二人方』
私は知っている、随分前にこの天井に人の気配がしていたことを。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 145人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「忍たま」関連の作品
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
空白__｡（元、ユカリ）(プロフ) - たんぽぽさん！またまたユカリです！ちょっと色々ありまして新しい垢を作りました！これからも応援してます！ (11月15日 11時) (
レス) @page47 id: 52a5948315 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽたん(プロフ) - ユカリのサブ垢さん» コメントありがとうございます！はい！！了解です！ユカリさんいつも応援してくれてありがとうございます！これからも更新頑張ります！！(*´꒳`*) (10月29日 18時) (レス) id: 8c7f582275 (このIDを非表示/違反報告)
ユカリのサブ垢(プロフ) - たんぽぽさん！ユカリです！本垢の方のタブレットがぶっ壊れたのでこれからはこっちのサブ垢で応援させてもらいますね！ (10月29日 18時) (レス) id: d43a354229 (このIDを非表示/違反報告)
ユカリ(プロフ) - もちろん読みます！また続きを楽しみにしてます！ (10月22日 17時) (レス) id: 99bef8e01a (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽたん(プロフ) - ユカリさん» そうなんですよー！続編間近まで更新出来るとは夢にも思ってませんでした。これもユカリさん達の応援があったお陰です！本当に感謝です！！(*⁰▿⁰*)続編に入っても良ければ読んでって下さい！！ (10月22日 1時) (レス) id: 8c7f582275 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：たんぽぽ | 作成日時：2023年7月9日 2時
