私の居場所は忍術学園

幸せになってほしい ページ35

Aサイド
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乱太郎くん達には、後で謝らないとね、、

？？「Aさん､､おはようございます。鯖の味噌煮定食お願いします」

優等生の雰囲気がとても漂っているから
もしかして学級委員長さんかな、

『おはようございます、はい、どうぞ』


黒木「有り難う御座います、あと僕黒木庄左衛門って言います。良ければ覚えていてくれませんか？」

はにかんで渡すと、思いもよらない事を言い出した。

覚えていてほしいなんて、、可愛いな、
警戒してくると思ってたから嬉しい。

『もちろん、いいですよ』
、

、
次々と来る注文に私は素早く応じ、おば様の役に立とうと励んだ
ーーー

僕は二年い組の池田三郎次です。覚えて下さいっ、、

僕伊賀崎孫兵、三年い組。覚えてくれると嬉しいです､

鶴町伏木蔵ですっ､､､､Aさん忘れないでくださいね。

斉藤タカ丸って言うんだ、よろしくね。

ーなんで、みんな注文する度に自己紹介してくるの？？ー


食堂でのお手伝いでは、一気に名前を暗記しないといけないなんて、聞いてないよ。

でも、みんな私を避けると思ったから本当に良かった
これなら任務もこなせるかもしれない

私は手伝いが一層楽しくなった。
ーーー
鉢屋サイド

久々知「おばちゃん、鯖の味噌煮定食をお願いって､
Aっ？！」

何故Aがいるのか、俺にはすぐわかった
Aは頑張り屋で、役に立ちたいと思う性格だった為、きっと自主的だろう

思えば俺たちは、そんな彼女の優しさが好きで、ずっと浸ってしまっていたな

『き、昨日はごめ､』

やはり昨日の事を持ち出したか
謝ろうとしているAを遮るように、俺は兵助に続いて注文する

鉢屋「私も同じのを、、雷蔵達は？」

尾浜「俺天ぷらうどん定食で！」

不破「僕も天ぷらうどん定食、、いや鯖の味噌煮定食でお願いします」

竹谷「俺は、その､､鯖の味噌煮をお願いします」

雷蔵にも尋ねると、勘右衛門達も空気を察したのか、
続々と注文を済ませていった

本当なら俺たちが謝らないといけないというのに、学園長先生はなんて手厳しい命令をしたのだろう

俺だって今すぐに謝りたいさ

だが、俺は絶対にAの記憶を戻す事などしたくない

またAがいなくなるのは懲り懲りなんだ

俺の側にいなくとも、目の届く場所で幸せになってほしい
今の俺には、彼女を想えるほどの資格はない


兵助も、それに気づいてほしいが、天地が翻っても説得出来ないだろうな

致し方ない→←嬉しい気持ち

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