安心できる人 ページ32
Aサイド
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『上級生全員が妖術にかけられてると思ってたから』
善法寺「運よく、僕だけ妖術には掛けられずに済んだ
でも、上級生や先生方から下級生を、全員守れなかった、、本当みっともないよね」
苦笑する彼を横に、わたしは何故か苛立ち、
彼をこっぴどく叱る
『守ろうとしてくれていただけでも、有難いのに。
そんな苦笑い私に二度としないで。』
それから、私は全てが天界による仕業であり、彼に責任を感じる必要は無いと念を押した
『ごめんね、人間にしっかり向き合うべきだった。』
私が下界に降りる前、人間をとても毛嫌いしていた。
何故か人間だけは好きになれなかった
でも、今は少し考えが変わった気がする
人間はとても儚いものなのだと改めてわかった。
彼を一瞥すると複雑そうな、面持ちで俯いていた
善法寺「Aちゃんは天女様になってしまったんだね」
『自分は天女だけど、前みたいに妖術を使うテンニョじゃ無いから安心して。そう言っても怖いよね。』
私は自分で言って悲しくなる
みんなは私を恐れて、泣いたり、気を遣ったりする
それが私にとって苦しくて、辛かった
まだ1日も経ってないと言うのに、こんな不安に駆られる自分が嫌いだ
善法寺「そんな事ないよ、寧ろAが来てくれて嬉しいさ」
彼の一言が嬉しくて堪らなかった、照れた顔を隠すように俯いて言った
『有り難う』
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善法寺「そういえば、自己紹介まだしてないよね。
僕は善法寺伊作って言うんだ。よろしくね」
覚えておくと言い渡すと彼は満悦そうに笑った
彼が笑うと嬉しくなるのはどうしてだろう?
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『そういえば私、明日仕事があるの。だからお暇するね』
微笑むと、彼は執拗に送ると言ってきた
渋々承諾して、彼と自室へと向かった
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『貴方が私の自室を知ってるなんてびっくり、でも有り難う。』
善法寺「此処が唯一の空き部屋だからね」
そう言うこと!と理解を示す
そして、部屋に入ろうと襖を開けようとした時
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、
善法寺「また一緒に話したい、また君に会ってもいい?」
彼は真剣に私を見据えた
そして私は、彼に少し興味を持った
『いいよ、善法寺さん。また話せる時に話しましょう』
彼なら私の味方に、信頼できる人になってくれそうだったから
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何より彼がいると、不安も無くなるほど安心できたから。
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空白__。(元、ユカリ)(プロフ) - たんぽぽさん!またまたユカリです!ちょっと色々ありまして新しい垢を作りました!これからも応援してます! (11月15日 11時) (レス) @page47 id: 52a5948315 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽたん(プロフ) - ユカリのサブ垢さん» コメントありがとうございます!はい!!了解です!ユカリさんいつも応援してくれてありがとうございます!これからも更新頑張ります!!(*´꒳`*) (10月29日 18時) (レス) id: 8c7f582275 (このIDを非表示/違反報告)
ユカリのサブ垢(プロフ) - たんぽぽさん!ユカリです!本垢の方のタブレットがぶっ壊れたのでこれからはこっちのサブ垢で応援させてもらいますね! (10月29日 18時) (レス) id: d43a354229 (このIDを非表示/違反報告)
ユカリ(プロフ) - もちろん読みます!また続きを楽しみにしてます! (10月22日 17時) (レス) id: 99bef8e01a (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽたん(プロフ) - ユカリさん» そうなんですよー!続編間近まで更新出来るとは夢にも思ってませんでした。これもユカリさん達の応援があったお陰です!本当に感謝です!!(*⁰▿⁰*)続編に入っても良ければ読んでって下さい!! (10月22日 1時) (レス) id: 8c7f582275 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たんぽぽ | 作成日時:2023年7月9日 2時