過去を知れない彼女 ページ25
ノーサイド
ーーーーーー
学園長「Aのことについてなんじゃが」
恐ろしく厳粛した顔で五年生を見据える
五年生全員は固唾を呑んで、学園長先生の発する言葉を見守っていた
ーーーー
学園長「Aの過去を掘り出すようなことをしないでほしいんじゃ」
謝る行為さえも許さないと学園長先生は釘を刺した
竹谷「学園長先生、謝罪をしてはいけないなんて。
ずっと負い目を感じてろとでもいうのですか、、
Aはもしかしたら謝罪を受け入れてくれるかもしれないというのに」
学園長先生は溜息をついた。
学園長「儂等がした事を覚えているか、口にするのも悍ましい。Aが記憶を戻したとしたらどうなるか儂には目に見えているんじゃ」
すぐさま此処から逃げ出すだろうと学園長先生は断定した
学園長先生の言葉で寂寥感に襲われたのか
竹谷は俯いた
同情した雷蔵が八左衛門の背中をさする
学園長「追い詰めるようで悪いのだが、、」
竹谷を一瞥した学園長先生は、言うのを躊躇しているようだった、久々知は言った
久々知「全て洗いざらい、、言って下さい」
兵助のひたむきな眼差しに耐えられなくなった学園長先生は口を開けた
ーーーー
学園長「Aはもう人間ではない、天界からきた本物の天女なんじゃ」
、
尾浜「姿も何も変わっていないのに、彼女が天女様、?」
学園長先生はまなこを閉じて頷いた
頷きを見据えた後兵助が話し出す
兵助「彼女が天女だということは理解しました。
過去の事を言わないかわりに、また関わっても良いでしょうか」
学園長先生は溜息を漏らしてから応えた
学園長「Aとお主関係を制限する権限は儂にはない
過去の事に触れないのなら、幾らでも関わりなさい
だが、Aの嫌がる事だけはしないように」
念を押していう学園長先生
それから先生は一から六年まで回ってこの話をしたと
回想を話し出した
学園長「お主らが見つけられなくて、五年を飛ばして六年にこの話しをしに行ったんじゃ。」
学園長先生は何があったのかをひとつひとつ丁寧に話していく
学園長「此処の生徒の中で一番伊作が気掛かりじゃ。
何も口にしない、ずっと俯いていた
彼は他と違って信じていないような面持ちであった」
心配そうな表情を浮かべる先生
その他の六年は質問ばかりじゃったなと記憶を辿る学園長先生
兵助は話を聞いて目を下にやる
何か嫌なことを耳にしたのか、床を睨み付けるのだった
それから話も終わり、学園長先生は部屋から出て行った。
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空白__。(元、ユカリ)(プロフ) - たんぽぽさん!またまたユカリです!ちょっと色々ありまして新しい垢を作りました!これからも応援してます! (11月15日 11時) (レス) @page47 id: 52a5948315 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽたん(プロフ) - ユカリのサブ垢さん» コメントありがとうございます!はい!!了解です!ユカリさんいつも応援してくれてありがとうございます!これからも更新頑張ります!!(*´꒳`*) (10月29日 18時) (レス) id: 8c7f582275 (このIDを非表示/違反報告)
ユカリのサブ垢(プロフ) - たんぽぽさん!ユカリです!本垢の方のタブレットがぶっ壊れたのでこれからはこっちのサブ垢で応援させてもらいますね! (10月29日 18時) (レス) id: d43a354229 (このIDを非表示/違反報告)
ユカリ(プロフ) - もちろん読みます!また続きを楽しみにしてます! (10月22日 17時) (レス) id: 99bef8e01a (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽたん(プロフ) - ユカリさん» そうなんですよー!続編間近まで更新出来るとは夢にも思ってませんでした。これもユカリさん達の応援があったお陰です!本当に感謝です!!(*⁰▿⁰*)続編に入っても良ければ読んでって下さい!! (10月22日 1時) (レス) id: 8c7f582275 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たんぽぽ | 作成日時:2023年7月9日 2時