検索窓
今日:5 hit、昨日:7 hit、合計:293,121 hit

Episode13 ページ15

.


「ヒロと………………滝沢?」

「あぁ、ゼロごめん。滝沢さんも誘ったんだけど大丈夫?」


そう諸伏くんが聞くと、降谷くんは私の方をじっと見た。え、何だろ。何か私したかな?


「……滝沢がいいならいいけど」

と了承してくれた。さっきの渋い顔は何だったんだ?何はともあれ了承してくれてよかった。


そして三人でちょうど座れるスペースを確保し、そこに座る。うん………やっぱりなんか気まずい。昨日の今日だしな。


「そういえば、滝沢さんって射撃の成績トップだったんだよね?すごいなー、俺トップになる自信あったのに」

確かにこの前の射撃のテスト諸伏くんが2位、降谷くんが3位だったな。


『いやいや、私はたまたまだよ。そこまで上手じゃないよ!私のお父さんの教え方が上手だっただけで」

「お父さん、警察官なのか?」

『うん!部署はあまり言いふらしていいとこじゃないから詳しくはいえないんだけど……』

「もしかして、公安?」

『うん、警視庁か警察庁の公安かまでは知らないけど』

「へー、お前の父さんすごいな」

と降谷くんも会話に参加してくる。よかった、さっき渋い顔されたからどうしようと思ったけど嫌われたりはされてないみたいだ。素直にお父さんを褒められたのは、嬉しい。

「お父さんに色々教えてもらってるってことは、お前の変わった体の動かし方もお父さんに教えてもらったのか?」

『うん、お父さんいろんな武術ならってたからね。お父さんはすごいんだ。私の自慢の父親だよ』


すると、少し諸伏くんと降谷くんがクスッと笑う。

「やっと俺らに慣れたね」

「そうだな、なんとなく素が見えたな」

『え、それってどう言うこと?』



.

Episode14→←Episode12



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (187 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
755人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:かげね。 | 作者ホームページ:   
作成日時:2020年5月20日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。