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ラム酒をベースに、オレンジリキュールであるキュラソー、レモンジュースをシェイカーに入れ、シェイクする。
カクテルグラスの中に白濁とした液体が、柑橘系の香りが辺りに漂う。
それを、ソファで足を組んでのんびり待っているセンラ様にお届けする。
A「お待たせ致しました。XYZです。」
センラ様は、目を見張った。
セ「このカクテルの意味が分からないわけないやろな？」
A「ええ。このカクテルの意味は、『永遠に貴方のもの』が主流です。」
センラ様が、イライラとした視線をこちらに寄越す。
セ「俺に告白してるわけないやろ？何故このカクテル作ったん？」
A「この船のクルーを辞めるつもりです。そして、最後にそのカクテルを作りたかったのです。そのカクテルのもうひとつの意味は、『これ以上のない最高の。』」
センラ様の瞳がキツくなった。その瞬間、私は、センラ様の腕の中にいた。
A「は……？」
セ「俺が辞めさせるわけないやろ。お前は、俺のものや。誰にも渡さへん。」
紡がれる言葉に、頭が警鐘を鳴らす。逃げろ。聞くな。決意が揺らぐぞ。
その声に従わないと行けないのに、私は、離せなかった。
う「センラだけ独り占め？」
坂「ずるーいやん！まーしぃもそう思うやろ？」
志「そうだなぁ……」
四天王が全員揃った。最後の仕事なるはずの今が、とても運がいいのだろうか……。
セ「……ﾁｯなんやみんな。来てたん？」
3人が顔を見合わせ、三者三様同じようなことを言った。私がやめると、ホームページに載っていたからだろう。
うらたぬき様が近づいてきて、私とセンラ様を引き剥がし、バックハグ状態だ。首筋がチクリとした。誰にもとられたくない独占欲があるときに、付けるものだ。
う「やっと捕まえた。」
次に坂田様がするりと私の右手を撫で、キスを落とす。
坂「俺のお姫様」
その次に、志麻様が左手をとり、キスをする。少しだけ痛かった。手首に後が残っている。思わずカッと真っ赤になった。手首つけるキスマークは、欲望という意味だった。
志麻「お前が欲しい。」
最後にセンラ様が私の真正面に来て、顎をセンラ様の視線と合わせる。
セ「俺にしとき？」
A「選べません……。無理です。そんな目で見たことがないので……！！」
センラ様は、ニコリとした笑みでこう言い放った。
セ「なら。ポーカーで決めへん？」
その一言で、私ＶＳ四天王の戦いの火蓋が切って落とされたことは、私はまだ理解出来なかった。
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味付けのり(プロフ) - りこさん» きゃー！！コメント気づいてなかったです！ごめんなさい……。更新頑張ります！！！ (2020年2月4日 15時) (
レス) id: e8088cc444 (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - あけましておめでとうございます！更新がんばってください！ (2020年1月1日 11時) (レス) id: a25fb80203 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：味付けのり | 作成日時：2019年7月24日 22時
