36、研究室 (side-K) ページ40
並んだ試験管の横に、似つかわしくないコンビニ袋が置いてあった。
藤ヶ谷はここで食うつもりだったのか？
やっぱり頭イカれてる。
俺には無理。
もう逃げ出したい気分だ。
外の空気が吸いたい。
少し足元もフワフワしてきた。
ここを出ろと俺の自己防衛本能が言っている。
何しろ、廊下から数えて計三枚ドアを越えてきて、この奥は行き止まりだ。
圧迫感極まりない。
K「あっちで食おうぜ。」
藤ヶ谷がどうしようと思ってるのか知らないが、ここにいる事に限界を感じて、俺は身を翻して足速に戻っていった。
F「待ってよ、北山くん！」
藤ヶ谷も俺を追う。
歩調を合わせるように俺の背中にぴたりと張り付いたまま、またドアを二枚越えた。
研究室に戻ると、藤ヶ谷がコンビニの袋を作業台の上で逆さにする。
おにぎりがいくつも転がり出てきた。
F「あ、ゴメン。
お茶のペットボトル切らしてる。
今あるのは……」
冷蔵庫を覗いている。
F「コーラだけだな。」
まだ開けてない満タンのボトルを出してきた。
F「別に良いよね？」
K「ああ。」
普通研究室にはウォーターサーバーくらいありそうだが。
コーラも嫌いじゃないけど、一応見回してみる。
K「コーヒーメーカーもポットも電子レンジもあるじゃん。」
F「あー……それは……
それは食後に淹れてあげる。
ホットコーヒーでもホットの紅茶でも。」
藤ヶ谷は俺に背中を向けたまま、もうコーラのフタをプシュッと開けていた。
そこまでコーラ推しなら、コーラでも構わない。
こっちの棟まで走ってきたから、喉も渇いてるし。
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kyumapi(プロフ) - たいちゃんらぶさん» 前編読破ありがとうございます! 講義の部分は興味ある方だけで良いと思って書きましたのでアフロディートスだけ把握して頂けたらokですよ。キモいキモい言ってる北山助教を楽しんで頂けたのなら何よりです。後編でお待ちしてますね。 (2019年1月17日 21時) (
レス) id: 5354a3525d (このIDを非表示/違反報告)
たいちゃんらぶ(プロフ) - で北山ｻﾝの視線を執拗に感じる様子がとっても好きでした♪キモ イ<(｀^´)>とか言いながらも心の奥底にあったたいぴへの拗らせ男子的な感情も見え隠れして可愛いしドキドキします♪後編にもお邪魔しますね♪ (2019年1月16日 20時) (レス) id: 0f3cc9e55e (このIDを非表示/違反報告)
たいちゃんらぶ(プロフ) - れていてwwたいぴ可哀想･･なんて思いつつこんな北山ｻﾝも意外と好きで萌えてましたが･･たいぴの怪しい実験にハメられた北山さん危うし♪(←喜んでるww)形勢逆転?となるか??偶然ピンクの液体嗅いでしまってその後たいぴが距離を置いて･･最終講義に現れた時にFside (2019年1月16日 20時) (レス) id: 0f3cc9e55e (このIDを非表示/違反報告)
たいちゃんらぶ(プロフ) - きゅまぴさんっ!(`･ω･´)前編突破しましたー面白かった!(神様たちのお話はカタカナに弱い私は若干(いや･･かなりww)苦戦しましたが(途中からはカタカナを略し始めた(/ω＼)でもヘルマフロディートスのお話は食いつきました♪お話の初めは北山ｻﾝにかなり邪険に扱わ (2019年1月16日 20時) (レス) id: 0f3cc9e55e (このIDを非表示/違反報告)
kyumapi(プロフ) - たいちゃんらぶさん» 明けましておめでとうございます。いつもありがとうデス。らぶちゃん元気でひと安心。御無理の無いよう読んで下さいね。私も以前は欠かさずアップと意地になってましたが最近は作品更新をお休みしないというユルイ目標に切り替えました。忙しさには勝てないですもんね。 (2019年1月10日 18時) (レス) id: 5354a3525d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kyumapi
| 作成日時：2018年12月5日 23時
