18、どう帰るかなんて、興味は無い。 side-K ページ18
熱いシャワーを浴びて私服に着替える。
地方公演ならこの後飯食いにいく元気なグループと、ホテルで休みたいグループに分かれて別行動だ。
東京なだけに、皆大人しく自宅に帰っていく。
打ち上げに繰り出すであろう東京ラストは、まだ今夜じゃない。
「ミツ、タクシーで帰るの?」
メンバーの一人から声がかかる。
K「うん、そうだな……。」
「俺、車だけど送ろうか?」
K「何か火照っちゃってさぁ。
皇居のお堀沿いでも歩いて風に当たってから、適当にタクシー捕まえるかな……。
この時間いるのは、夜の皇居ランしてる人くらいじゃね。
ライブ後に俺がウォーキングしてるなんて、誰も想像しないよな〜」
「そうか、お疲れ。」
K「おう、お疲れ。」
わざと帰路を具体的に言ったわけじゃない。
俺がどこで火照りを冷ましどう帰ろうなんて、藤ヶ谷は聞いちゃいねえだろ。
チラッと見たけど、興味無さ気に帰り支度をしている。
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kyumapi(プロフ) - puuさん» ありがとうございますm(__)m 春の穏やかな雨と夏の豪雨、鏡を比喩に使って二人の五年間の関係を妄想してみたのですが、如何でしたでしょうか。どのお話もエンディングが全てだと思いますのでそこをお気に召して下さったら嬉しいです。続編書けそうなら頑張ってみます。 (2017年12月7日 22時) (レス) id: 28d794b9d0 (このIDを非表示/違反報告)
puu(プロフ) - 遅ればせながら読了しました。すてきなハッピーエンドでした!2人のその時の光景が目に浮かびました。このあと五年分を取り戻した2人もぜひ見てみたいです!! (2017年12月6日 22時) (レス) id: a8da905861 (このIDを非表示/違反報告)
kyumapi(プロフ) - たいちゃんらぶさん» ありがとうございます。これほどシンメのあり方に関して物議をかもすG内ペアもあまりいませんね。その分カラんだ時の沸き方は尋常じゃなく、妄想ストーリーも膨らみます。そういう意味ではやはり大きな幸せと萌えとドキドキをを藤北に頂いてるんだなと思ってます。 (2017年9月5日 19時) (レス) id: 28d794b9d0 (このIDを非表示/違反報告)
kyumapi(プロフ) - ももすけぴぃさん» 嬉しいコメありがとうございます。読後感はももすけぴぃ様にしっくりハマりましたでしょうか。やっぱり最後まで読んで下さる方、私の意図を読み取って下さる読者様の存在は、日々有り難いなと思っています。余韻があるお話が書ける作家様には憧れますねえ。 (2017年9月5日 19時) (レス) id: 28d794b9d0 (このIDを非表示/違反報告)
たいちゃんらぶ(プロフ) - 和らぎます( ;∀;)シンメへの比喩もモチーフの歌もすごくマッチしていてハマリました・・あとがきにふふって笑ったりなるほどーって思ったり♪きゅまぴサンの感性に肖らせて頂きました( *´艸`)完結おめでとうございます♪ (2017年9月3日 9時) (レス) id: eaab40e8e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kyumapi | 作成日時:2017年8月22日 0時