8、My heartbreaker ページ9
そもそも藤北とは。
表の藤北。
裏の藤北。
表の俺達は、潔いくらいビジネスパートナーだった。
そして裏でも、ある意味ビジネスパートナーだったのかも知れない。
裏があるから、表でのビジネスの質が向上する気がしてた。
お互い必要な時にお互いを分かち合う、都合の良い関係だった。
都合の良さは心地良さ。
最高に都合が良いから、最高に心地良い。
ミツには俺が一番だったし、俺にはミツが一番だった。
効率も良くて合理的で、だから離れなかった。
デロデロな蜜月状態の恋人関係と違うから、面倒なモノは排除されてた。
別に自分以外の誰と何をしようが構わない、暗黙の了解があったにしても……
いや逆に、比較対象があるお陰で、「一番」の存在感や尊さのレベルが明確だった。
そういう唯一無二の所謂そういう「とも」だったのだ。
それなのに。
ミツは、六人と「ただの友達」になりたいと言った。
真意を確認も出来ず、ミツの背中を見送ってしまった。
所詮、俺達はそんな関係だった。
だって、ビジネスパートナーに過ぎなかったから。
ビジネスの関係が解かれたら、パートナーでもなくなるって事だ。
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kyumapi(プロフ) - ももすけぴぃさん» こちらこそです! 藤北は最強だけれど玉ガヤも良いよね、と前を向けたら良いなと思っています。やはり今後もライブは楽しみたいので。二人の並びはホンマに美ですし。それでも藤北の暴力的とすら感じる魅力は、胸に残り続けるでしょう。忘れる必要も無いですよね。 (2月27日 0時) (レス) id: bd322b6213 (このIDを非表示/違反報告)
ももすけぴぃ - 玉北のキャラと、カシミアのコートやわんこの例えが最高でした。下ネタも思わず吹き出しました。テーマが重いのできゅまぴさんのお気遣いですよね。納得の結末で泣きながらニマニマしました。救いをくださってありがとうございました。 (2月25日 15時) (レス) id: 58787471ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kyumapi | 作成日時:2024年2月12日 19時