3、You're always on my mind (TF) ページ4
F「・・・・」
気持ちの置き所に困って、玉の頭に手を置いた。
髪質も頭蓋骨のカーブもミツと違うのを、俺の指が敏感に感じてる。
それほどまで、ミツの全てのパーツを指が知っていた。
もう「みんな」に含まれない残像を、振り払うように玉の髪を撫でて、それをやり過ごした。
玉はいくつになっても可愛いコだから、こうしていれば癒しがもらえる。
空気を変えたくなって、ちょうど手に取れる場所にあったエアコンのリモコンを掴み、ピピピと温度を数度上げた。
T「ふふふ。
ガヤのダウンはガヤの匂い。」
F「他人が使ったブランケットは嫌だって言ったのに。
要らんお節介だっかも。」
T「ガヤは他人じゃないでしょ!
ガヤの匂いは落ち着くから、好き。
はぁ〜イイ匂い。
あったかい。」
F「お腹も冷やさないようにね。」
T「うん。
すぐお腹痛くなっちゃう。」
きゅっと脚を縮こめ、身体を丸めた。
T「手ぇ冷たい。」
F「ひゃっけ!」
手を俺のシャツの中に捩じ込んできた。
F「俺の肌で暖を取るな。
ビックリしただろーが。」
それでも手を抜き取ってくれない。
ウニウニと触れ続ける。
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kyumapi(プロフ) - ももすけぴぃさん» こちらこそです! 藤北は最強だけれど玉ガヤも良いよね、と前を向けたら良いなと思っています。やはり今後もライブは楽しみたいので。二人の並びはホンマに美ですし。それでも藤北の暴力的とすら感じる魅力は、胸に残り続けるでしょう。忘れる必要も無いですよね。 (2月27日 0時) (レス) id: bd322b6213 (このIDを非表示/違反報告)
ももすけぴぃ - 玉北のキャラと、カシミアのコートやわんこの例えが最高でした。下ネタも思わず吹き出しました。テーマが重いのできゅまぴさんのお気遣いですよね。納得の結末で泣きながらニマニマしました。救いをくださってありがとうございました。 (2月25日 15時) (レス) id: 58787471ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kyumapi | 作成日時:2024年2月12日 19時