20、No brainer (TF) ページ21
F「ちょ、ちょっと待って。」
玉は俺を逃すまいと、更にギュッと腕に力を込めてきだ。
どうしよう……
F「あ、あのさ、玉、やっぱりダメなんだ。」
T「ダメとか、ガヤにしてはケチ臭いね。
減るモンじゃなし。
イイから、このままで聞いて。」
ちゃんと聞くけど、最終的には毅然とNOを言うよ。
言う……と思う……
T「俺ってこんな性格じゃん。
シリアスな話をメンバーとするのは恥ずかしいから、このままで聞いて欲しいんだ。」
F「わかったよ。
玉がシリアスな話するなら、俺もシリアスに聞く。」
T「ありがと。
じゃあ話すね。
まずは、ガヤとミツの話。」
流石にミツの事は避けて通れない。
T「強かったな、藤北は。
二人がカラんだら悲鳴でドームが揺れるって、都市伝説じゃなくて、バックヤードにハケてる俺達メンバーが身体で感じたからね。
腰砕けて立ち上がれない人もいるとか何とか。」
F「狙ってもなかったのに、どうもそんな現象が起こってたらしいね。」
T「狙ってなかった、は罪深い。
狙ってなさで、余計ハマっちゃう。
そこも藤北のイイトコだった。」
ファンのコ達が妄想を掻き立てて、更に沸いたのは確かだ。
表じゃない、裏の俺達のコト。
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kyumapi(プロフ) - ももすけぴぃさん» こちらこそです! 藤北は最強だけれど玉ガヤも良いよね、と前を向けたら良いなと思っています。やはり今後もライブは楽しみたいので。二人の並びはホンマに美ですし。それでも藤北の暴力的とすら感じる魅力は、胸に残り続けるでしょう。忘れる必要も無いですよね。 (2月27日 0時) (レス) id: bd322b6213 (このIDを非表示/違反報告)
ももすけぴぃ - 玉北のキャラと、カシミアのコートやわんこの例えが最高でした。下ネタも思わず吹き出しました。テーマが重いのできゅまぴさんのお気遣いですよね。納得の結末で泣きながらニマニマしました。救いをくださってありがとうございました。 (2月25日 15時) (レス) id: 58787471ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kyumapi | 作成日時:2024年2月12日 19時