1、You're always on my mind (TF) ページ2
T「ねえ、ガヤ〜」
玉と二人の仕事が入った。
T「二人きりって、久しぶり。
あんま無いよね、二人で楽屋にいるの。」
F「ああ、うん……そう……だね。」
七人が六人になっただけで、空間の密度が格段に下がる気がする。
人一倍小さなミツが、一人いないだけで。
多分、物理的な空間の問題じゃなくて、ミツの存在感によるモノなのかな。
今日は二人だから、逆に助かっていた。
最初から二人なら、大丈夫。
7ー1<6みたいな数式を思い浮かべずに済んでる。
しかし、そこにすら到達するのも、俺には時間がかかった。
7−1=0とまで考えていた時点から。
T「押してるのかなー
まだ呼びに来ないね。
玉ちゃん、オネムになっちゃいます。」
長椅子にゴロリと横になった。
T「何か冷えるな。」
F「風邪引くと不味いよ。
ツアーもある。
喉は、大事。」
T「じゃあ、そこにあるコート持ってきて。」
F「これ?
◯◯のカシミヤ混でしょ。
ハイブランドのコート毛布代わりにするなよ。」
背もたれに、ブランケットが数枚掛けてある。
T「だって、誰が使ったかわからないの使いたくない。
いくらクリーニングされてても。
それに、今日のコートの優しい肌触りが超絶気に入ってんの。」
玉らしい返しだった。
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kyumapi(プロフ) - ももすけぴぃさん» こちらこそです! 藤北は最強だけれど玉ガヤも良いよね、と前を向けたら良いなと思っています。やはり今後もライブは楽しみたいので。二人の並びはホンマに美ですし。それでも藤北の暴力的とすら感じる魅力は、胸に残り続けるでしょう。忘れる必要も無いですよね。 (2月27日 0時) (レス) id: bd322b6213 (このIDを非表示/違反報告)
ももすけぴぃ - 玉北のキャラと、カシミアのコートやわんこの例えが最高でした。下ネタも思わず吹き出しました。テーマが重いのできゅまぴさんのお気遣いですよね。納得の結末で泣きながらニマニマしました。救いをくださってありがとうございました。 (2月25日 15時) (レス) id: 58787471ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kyumapi | 作成日時:2024年2月12日 19時