ジェラスなハニーにTOUCH＆GO！

3、食事会の理由 ページ7

　
　
　
K「ねぇフジガヤ〜、
明日どうする？」


明日と言っても、
もう午前3時を回ってるから
今日なんだが。


俺は当然の如く、
フジガヤの部屋へ来ている。


シャワーも済ませて、
勝手にフジガヤのベッドに寝転がって、
どこで飯を食おうか、検索していた。


時差調整のためには、
この後もう少し頑張って起きていて、
ガッツリ睡眠を取ってから夕飯を食べ、
深夜発のフライトに臨む、という
タイムテーブルで過ごすのが優等生。


でも、さすがにそんな時間の使い方は
勿体無い。


シンガポールは人気のステイ先だ。


目的地は沢山あるから、
そうそう頻繁に来るわけでもない。


F「キムラさんが、ミヤタくんと
ニカイドウくんも誘って、
ランチ一緒に食べようって。」


フフン、そんな事だろうと思った。


ステイ先でキャプテンを放って置くのも
ちょっと失礼な話。


後輩達とのコミュニケーションも
取りたい。


俺達の職場は女性の方が多いから、
男子同士仲良くしておきたいのもある。


キムラさんを囲む食事会は想定内だ。


どうせ日本に帰った後の休日も
フジガヤと一緒なんだから、
部屋の外で二人きりになれなくても、
全然構わない。


F「キタヤマチーフの好きな物で
良いってさ。

何か希望ある？」


K「そうだなぁ……」


俺としては庶民的な
ホーカー(屋台フードコート)で、
地元のオッチャンに混じって、
鶏飯を食ったりしても良いんだけど。

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