epilogue ページ49
遅めの夏休み。
フジガヤとスケジュールを合わせ、
一緒に南へ飛んだ。
プライベートで行った先は、
シンガポール。
予約したホテルは勿論、
フジガヤが泊まりたがってた
マリーナ・ベ○・サンズだ。
その屋上にあるインフィニティプールに
二人で入っている。
水面越しにシンガポールの夜景が
広がっていた。
シンガポールフライヤーのゴンドラから
眺めた夜景も素晴らしかったが、
プールからの解放感は格別だった。
空を渡ってくる夜の風が
程良く南国の暖かさを孕んでいて、
柔らかかった。
K「気持ちイイなあ。
ここから出たくない。」
ずっとフジガヤと、夜景を眺めてたい。
温泉じゃないからのぼせる事は無いが、
フヤケるまでプールに浸かってたい。
F「そうだね。
このプールからシンガポールの夜景が
見たくて、来たんだから。」
K「男って、本能的に高いトコに昇って
下を見下ろすのが好きなんだって、
聞いた事ある。」
それはある種、
人間の虚栄心を満たす行為だ。
考えてみれば、
俺達は贅沢な職業に就いている。
仕事に臨む度
発着地を上空から眺められる。
どこの景色もそれぞれ違って、
それぞれ美しい。
それが緑に溢れてても、
赤い乾いた大地でも、
人工物が連なる大都市でも、
昼でも夜でも雨天でも晴天でも、
愛おしい。
愛おしいから、
どこへでも飛んでいけるし、
この仕事はやめられない。
K「・・・・」
F「何考えてんの？」
K「俺、やっぱシンガポール好きだわ。
改めてそう思った。」
ここは特別な場所。
フジガヤと来れたから、
余計好きになった。
K「そうだ、明日はカレーな。」
F「ラッ○ルズホテル？」
K「いやいや、今回はインド人街！」
これは譲れない。
旅は、一期一会で唯一無二だろ？
だから行きたい所に行かなきゃ。
キムラさんが言ったんだ。
フジガヤも文句無いだろ。
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kyumapi(プロフ) - 蜜柑さん» わーん(ToT)蜜柑様何という勿体無いお言葉、ありがとうございます。ちょこちょこ以前の作品のエピが登場しておりまする。今回書くにあたって私も読み返してみたのですが、お互い結構長い事ここで書いていますね。過去作で採用したネタも古くてビックリ笑 (2021年7月8日 13時) (
レス) id: 52d20d0833 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑(プロフ) - きゅまぴ様、お久しぶりです！めちゃくちゃ大好きなシリーズ((*ﾟ∀ﾟ))まさかさらにその後のお話が読めるなんて…！ありがとうございます！！このシリーズ大好きでまた最初から読んじゃいました！！ありがとうございます(*^^*) (2021年7月6日 11時) (レス) id: 8d3125b57e (このIDを非表示/違反報告)
kyumapi(プロフ) - 藤蜜さん» いつもありがとうございます！本作でもイチャイチャラブラブなFKを書いていきます。妄想するのは自由ですもんね。妄想する事によってリアルのFKもより好きになってしまうから、不思議です。 (2021年6月10日 19時) (レス) id: 52d20d0833 (このIDを非表示/違反報告)
藤蜜(プロフ) - 今回も楽しみに読みます(*･ω･*) (2021年6月9日 21時) (レス) id: 4001ada5be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kyumapi
| 作成日時：2021年6月9日 20時
