40、ブーメラン side-K ページ42
F「まあ落ち着け。」
肩をふわりと抱かれた。
K「ひゃんっ」
F「おいおいおい、何ちゅー情け無い声出してんのさ。」
K「き、急に肩にキタから〜」
F「震えてるね?
キャラ変ヤッバいな。
ちょっと触れただけで、怯えた子犬みたいになっちゃった。」
肩を抱いた手が背中に降りて優しく撫でた。
F「こっちの方が素のキャラなのかな?
俺はマハラジャ様だとかふんぞり返っておいて、実は俺の前で跪きながらゾクゾクきてたんだ。」
何も言えねえ。
F「店長とか他の従業員とか、お前のガチな性癖知ってんの?
でもマハラジャになるまでは、ヘルプのキャスト達みたいに下手(したて)に出てたんだろ?」
K「マハラジャになったら、そういう接客は封印しなきゃいけないんだ。
素がバレたら、きっと弱みにつけ込まれて、あっという間にマハラジャから引き摺り下ろされて……」
もしかしたら運営側は、そのマハラジャキャラをナンバーワンに課して負荷をかけ、キャストの淘汰を敢えて図ってるのかもしれない。
精鋭のメンツに、常時アップデートし続けるために。
でも俺は絶対に負けない。
運営側の意図にも、自分自身にも。
俺はマハラジャでい続けるんだ。
F「へ〜
じゃあ、他人の目が気になって楽しめないでいるのは、お前だ。
お前の言った通り、ここはガチでプライベートをさらけ出せる空間なワケだ。
『ここでだけでもハメ外せたらイイんじゃね』って。」
完全にブーメランだった。
F「わざわざここに俺を誘ったって事は、何か期待してる?
例えば……」
唇が近付いた。
え……まさかまさか……
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kyumapi(プロフ) - 仙花さん» こんばんは(・∀・)励みになるコメをありがとうございます。マハラジャ様からのキャラ変を感じて頂きたく、甘〜く可愛くオネダリさせてみました。Fさんの前だけでふにゃふにゃになるKさんて、何か良いですよねー (2020年11月11日 22時) (レス) id: 52d20d0833 (このIDを非表示/違反報告)
仙花(プロフ) - こんばんは。チュウをねだるみっくんが可愛すぎて何度も何度も読み返しております///二人はどうなるんだろうと楽しみでたまりません!きゅまぴさんの作品は設定も展開も心を掴まれております! (2020年11月11日 20時) (レス) id: 2aaffd79e4 (このIDを非表示/違反報告)
kyumapi(プロフ) - まゆさん» こちらこそありがとうございます。マニアックなほどにKさんを愛するFさんを妄想するのが楽しくて、書いております。書いてる私がマニアックなのでしょーね!(もうバレてますね) チャパティ〜〜♪ (2020年10月28日 20時) (レス) id: 52d20d0833 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - きゅまぴさん、返信ありがとうございます。Fさん、期待してますよー。Fさんの変態ぶりが大好きです。F担なんでなんでも受け入れる覚悟はあります。「チャパティ」最高でした!! (2020年10月27日 20時) (レス) id: 05307fbbe2 (このIDを非表示/違反報告)
kyumapi(プロフ) - まゆさん» コメを頂き、またいつも私の作品を読んで下さっているとの事、ありがとうございます。変な設定ばかりでスミマセン。新作もやっぱり変な設定です(笑) 今日からFさん出てきますよー Fさんの役柄もお気に召して頂けますように。 (2020年10月27日 19時) (レス) id: 52d20d0833 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kyumapi | 作成日時:2020年10月25日 23時